みんな 違って良い
どこかで泣き声がする。君は聞こえるかい? 僕は聞こえるよ。必ず、今、どこかで、誰かが泣いている。 産声?起こってる泣き声?痛くて泣いてる声?悲しい泣き声?それ以外? 僕は、悲しい泣き声が聞こえる。心が読めるのさ。そして、僕は自然と聞こえる方へ、進む。 「お前、なんだよその顔についてるゴミ!きったね!」 「違うの、違うのこれは。」 私は泣きながら答えた。 「キモー!うわー!」 「違う、違う………」 私は、そばかすが付いている。ゴミじゃないってみんな分かってるのに、汚い、気持ち悪い言われて。 お母さんとお父さんは亡くなった。お婆ちゃんの家に住んでたけどお婆ちゃんが亡くなって、叔父さんの家に住んでいる。 でも、叔父さんは何にもしてくれない。そばかすがついてるから。私は何のためにいるのかな? いつよの様に路上の端っこに座った。 もう嫌…。 泣いた。小さい声で。 「どうしたんだい。」 顔を上げると、中学生くらいの男の人がいた。 「君、そばかすが嫌なんでしょ。」 「え。何で分かったの。」 男の人はしゃがんだ。 「良いじゃないか。そばかすがあって。僕はとても良いと思うよ。」 どうして。そばかすなんて全然良いことないよ。 「良いことあるよ。個性だよ。そのそばかすは君だけのもの。ちょっと変な言い方になっちゃったな。」 「私だけのもの………」 「そう。みんな、同じじゃない。似ていても、みんな違う。違って良いんだよ。」 じゃあ、何で、みんなは…。 そう聞けない自分が悔しかった。怖かった。 「みんなは、その良さが分かってないんだよ。個性は人それぞれ。ほら、見て。あの人、一見何も特徴がない様に見えるけど、肌が薄いよね。眉毛が少しつり上がってるよね。ダメなことじゃないよ。とても良いことさ。それは、あの人だけのものだから。」 私の心を読む様にその人は答えた。 「僕は、黒子はたくさんついてるし、髪は真っ黒で、肌は濃くて、目は細い。けど、僕は自慢に思う。僕だけのもの。一つだけの個性。」 その人の話に私はのめり込む様に真剣に聞いた。 そばかすはあって良いんだ。すごいな。この人。私と年齢はあんまり変わらなさそうなのに。 「みんな違う。違って良い。君の見た目は君だけのもの。君以外の誰のものでもない。人それぞれ個性がある。そして、人の見た目について悪いことを言う権利は誰にもない。もし、悪いことを言われたら、ガツンと、あなたは私に何かを言う権利はない、みんな違って良い、個性だから、自分だけのものだから、と言ってやりな。こ僕のことは忘れても良いからこれだけは絶対に覚えていてね。」 そう言うと、その人は消えた。 お礼だけでも言いたかったな。今度会えたら、言わないと。 私は、今までゴミゴミ言われた人に言い返した。叔父さんにも、言った。 すると、みんな謝った。こんなにスッキリしたのは初めて。 でも、まだやらないといけないことがある。あの人に、お礼を言わないといけない。 私は待った。しかし、来る日も来る日もその人は現れなかった。 もう20歳になった。探し続けた。いつしか、名前も分からないあの人のことが好きになっていた。 ありがとう。 そう心の中で思うことしかできなかった。 僕は幽霊。中学生の時に死んだ。いじめられてて、言い返したらもっと酷くなった。そして自殺をした。 夢が叶ったから良いんだよ。助ける夢がね。 そして、幽霊になって、あの子にみんなを謝らせた。 僕みたいになって欲しくなかった。 あいつらも、もう分かっただろう。みんな違って良いとね。 分かれば良いのさ。助けられたら良いのさ。 あの子と一緒に居られなくても。
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みんなの答え
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レミーです!読んだよ!
何で心が読めるのか疑問に思ってたんですけど、幽霊だったんですね。「僕は幽霊」っていうところを読んで(´∀`)ナルホドって思いました!とてもいいお話でしたよ!個性があるっていいですね!私の個性は髪が茶色いことかな~