【短編小説】私のおばあちゃん
私は華原眞乃葉(かはらまのは)。10歳。 90歳のおばあちゃんと、お父さんとお母さんと弟と私の5人家族。 おばあちゃんとももちろん同居。 しかし、おばあちゃんがザ・昭和って感じの人で、正直めんどくさいのが事実だ。 それに、90歳のくせに元気すぎるのよ。 おばちゃんは若い頃に国語の先生を務めていた。 遺伝でお父さんも国語科目だったらしい。 しかし、私は遺伝を受け継ぐことができず、国語の成績はほぼ最下位。 成績表を見せるじきになると、毎回憂鬱。 いつもおばあちゃんにガミガミ言われる。 今年も、その時期が来てしまった。 「じゃあ、名前の順で成績表を配っていきますので、動画を見て待っててくださいね。」 先生が言った。 「成績表」という言葉を聞くだけでも嫌気が刺してくるくらいなのだ。 成績表もらい、こっそりと国語のところを開くと、相変わらず最低評価。 「1だって、、、こりゃダメだ。」 私は思わず呟いた。 家に帰ると、いつものようにおばあちゃんが「眞乃葉、成績表を見せなさい。」と手を出してくる。 私はとぼとぼと仕方なくおばあちゃんに成績表を渡した。 するとおばあちゃんは、「1?はあ、なんであんたは国語ができないのかねぇ。お父さんもできてたのにねぇ。」 いつもの決め台詞を言い出した。 「ウッザ。」 私はどう思った。 次の日、朝起きるとお母さんが何やら支度をしているようだった。 「お母さん、どうしたの?」 私が聞くと、お母さんは 「あ、眞乃葉、おばあちゃんが倒れたみたいなの。お見舞いに行くから、眞乃葉も支度して。」 そう言った。 病院に着くと、おばあちゃんは息をしていなかった。 私は予想外だったのだが、目に涙が浮かんで来た。 そして、ベッドの横に置いてある小さいテーブルの上には、何やらメモ紙が置いてあった。 「何かしら。」 私はメモ紙を見ると、おばあちゃんの字でメッセージが記されていた。 《眞乃葉へ 眞乃葉、10年間元気な姿を見せてくれて、ありがとうございました。 あと、国語国語とうるさく言ってしまってごめんなさい。 天国で見守っていますので、私のぶんまで長くいきてください。 改めて、10年間、ありがとう。》 眞乃葉の目から、さらに涙が溢れて来た。 「おばあちゃん、ごめんなさい、ごめんなさい・・・!」 私はその時から、国語を頑張ると決意した。 10年後 私はおばあちゃんが国語の先生として働いていた学校で校長を務めている。 おばあちゃんが導いてくれた生き方。 これからも大切にしていきます。
みんなの答え
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最近の10歳は本当すげぇ!
君、本当に10歳!?10歳と思えないくらい凄い上手に分かりやすくできてる! 本当に少し涙でてきちゃったよぉ(><) 私のおばあちゃんを想像すると涙がだーだー(笑) とても素晴らしい☆ 最近の10歳は天才ばかりだなー