田中の休日 未来のこと
どうも、しょうこです。今回は未来のことを書いてみます。 時は2XXX年。7時、田中は硬めのベッドで目を覚ました。万年サラリーマンの田中は、柔らかいベッドは買えない。普段は時計を見て飛び起きるのだが、田中は飛び起きることはなかった。何故なら、今日は休日だからだ。 「ふう。少し小腹がすいたな。何か口に入れるか。」 田中はベッドの横の茶色い引き出しから、過去のあめ玉のような形のボールを口に入れた。このボールは、口の中に入れると、しゅわっと溶けて、一食分の栄養が取れる。 田中はボタンを押して、ロボット掃除機を作動させた。この掃除機は、けっこう昔のもので、ゴミを取り、床を拭くだけのロボットだった。だが、もっといいものを買うと、たちまち給料が消える。 「全く、うちの会社はブラックだなあ。給料も安いし、仕事もきつい。でも、食事や衣服、住まいも配給してくれるんだから、我慢すべきだろうか…」 そのとき、カラカラとチャイムが鳴った。今日は田中の同級生が遊びに来る日だということを、田中は今更思い出した。 「久しぶりだな幸一~元気してるか~?」 ドアが開き、級友が入ってきた。田中の顔が、今まで難しかったのに、急にほころんだ。 「久しぶりだな山田。お前は元気そうだな。」 「和也ってよべよ。 それにしてもお前… 買ったのか電気運動いす!高かっただろうに…」 山田は大きなイスを指差した。 「ああ。給料一年分。大金だよ。」 「!俺の給料なら3ヶ月分だぞ?おまえの会社相当ブラックだな。なんて会社に勤めてるんだ?」 「秘密だよ。ところでお前はどこに勤めてるんだ?」 田中は会社を知られたくないのか、サッと話をそらした。 「俺は株式会社SSRだよ。」 「なあ、最近人口が増えすぎたと思わないか?… 山田が帰った後、田中は小さい窓の外を見てポツンと言った。 「いえる訳ないじゃないか。俺の仕事が、増えすぎた人口を調整する仕事だなんて。 でも俺たち人民調整部がいなければ、とっくに地球は崩壊してるよ。」 良ければ、感想よろしくお願いします!