幸ちゃんと子幸ちゃん
それは放課後のこと。 私・桐川椿(きりかわつばき)は、同級生・藍河幸(あいかわさち)と部活帰りに肩を並べて歩いていた。 2人は、一緒に住んでいる従姉妹なのだけれど…………。 しばらくして、幸ちゃんは真剣な表情で口を開いた。 「椿ちゃん、子幸とケンカしてたでしょ。昨日」 子幸(こさち)ちゃんは、幸ちゃんの双子の妹。声ですら見分けもつかないので、服で見分けてる。 確かに昨日は、幸ちゃんがお風呂に入っている間に漫画を読む順番を争って、子幸ちゃんを泣かせてしまった。 今思えば、なんてことをしてしまったのだろう。 私が読むのを諦めていれば、こんなことにはならなかったのかも知れない。 途中で幸ちゃんが止めに入っていなければ、もっと酷かったのかも知れない。 そう思うと、子幸ちゃんに謝りたくてたまらなくなった。でも言えないのだ。何かが気まずくて。 とりあえず、幸ちゃんに謝ろう。ケンカを止めてくれたのは、幸ちゃんなんだから……。 「幸ちゃん。ごめんね。私が子幸ちゃんに酷いことしなければ、それですんだ話なのに………」 「…………………………ありがとう。私ももっと早く気づいてれば良かった……」 「私、帰ったら、子幸ちゃんに謝って、一緒に漫画を読むんだ!幸ちゃんもぜひ来てね!」 「うん!ありがとう!」 そして2人は、家の明かりに向かってスキップしながら帰っていった。 「(バレなく椿ちゃんの本音を聞けて良かった。後で幸にお礼を言っておーこおっと!漫画楽しみだな~!)」 椿は知らなかった。今まで喋っていた幸が、実は服を変えた子幸だったことに……………………。
みんなの答え
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上手ーー!
凄い上手で小説家さんみです! しかも最後ゾッとしました! また書いてほしい!
おおおお!!!!!^ - ^
すごたん!!!!!!!! すごたんだね!^ - ^ 作家かと思った!!表現神^ - ^ また、書いてほしいな^ - ^