音楽は魔法。
「あーうるせ!音楽うるせ!」 俺は斗真。小6だ。音楽室の掃除をしている。音楽嫌いなのに最悪。 さらに運の悪いことにクラスのリーダーでとってもうるさい麻野明音と一緒に掃除をすることになった。 もう2人本当はいるんだけど、その2人は休み、音楽の先生は5年の校外学習について行ってる。 だから2人きり。好きな人だったら最高のパターンなのに。 「何がうるさいの!音楽は魔法なの!」 「は?お前何言ってんだよ。」 「じゃあ聞いてよね!私が弾く曲!」 「勝手にピアノ弾いて良いのかよ!」 「大丈夫、大丈夫!」 チラリーン チラリラチーラーン 「あ、鼻から牛乳。」 麻野は弾き続けた。 「終わったよ。あのさ、鼻から牛乳って名前じゃ無いの!【トッカータとフーガニ短調】っていう素敵な曲なの!」 「素敵って言うより怖いわ。こんな怖い行とは思わなかったわ。」 すると麻野は俺の方を指差して言った。 「そう!それ!それが魔法!音楽はね、人の感情を動かす力があるの!今みたいに、怖くさせたり、悲しくさせたり、楽しくさせたり、盛り上がらせたり!時には、元気にする時もある!音楽って魔法だよ!」 「そ、そう言われてみればそうだけど、そうじゃ無い音楽だってあるだろ!交通安全の歌とか、手洗いの歌とか!」 「それは感情を動かさないかもしれないけど、歌だと覚えやすいでしょ?放送で急に【飛び出さずに、右、左を見て、手を挙げて安全に横断歩道を渡りましょう。】って言われてもいまいちピンとこないでしょ?」 「ピンと来るけど」 「1年生とかは歌の方がいいでしょ!とにかく、音楽は魔法!もう一曲弾いてみるから!」 タンタラン タンタラン なんだ、この曲…。 なんか、ワクワクしてきたような。 「はい、終わり!私が作った曲だよ!どう?ワクワクしたでしょ!」 「すげ…。」 そして、麻野はどんどん曲を弾いた。掃除のことなんてもう忘れていた。 「もう、これで終わり!あれ?斗真めっちゃ笑顔じゃん!ね?音楽って魔法でしょ?」 「うん…そうだな!お前、魔法使いか?」 「ええ?もう!やめてよ!」 そのあと2人で笑った。 「アハハ……ふう。笑いすぎてお腹痛い。あのね、音楽もすごいけど、歌も魔法だよ。」 「歌も?」 「うん!歌詞に気持ちがこめられてるの!たくさん、音楽を聴いてね!絶対だよ!だって音楽は、魔法だから!」 「あーその話懐かしいな。音楽は、魔法。その通りだよな。」 「うん!私たち、音楽で大成功したしねぇ。」 「明音が作った曲で、俺が歌う。最高のパートナーだな。」 「そうかな?まさか斗真がそんなに歌が上手だなんてね!思いもしなかった!」 「思いもしなかったって…」 「ごめんごめん!」 「お母さん!ここどうやって弾くの?」 「お父さん!ここどうやって歌うの?」 「まったくお前たちは似ているなぁ。さすが双子の兄妹だ。」 「そうね、斗真。私たちに似たみたいね。」 「ああ。」 音楽は魔法。この言葉を思い出して、音楽を聴いてみませんか?
みんなの答え
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素敵!
koriだよ!とても素敵なお話だね!最後に結婚して双子の兄妹が産まれてくる所がとても素敵!じゃあね!
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音楽いいよね! 最後、結婚する話し好きなんです! またかいてー!
うんうん!
音楽って本当に魔法だよねー! 私も音楽大好き! 音楽の素晴らしさが改めてわかって良かったです! 良い小説をありがとうございました!