せめて、最期はシアワセに。【短編小説】
「…ありがとう。こんなシアワセな最期になるなんて思わなかった。 ホントにありがとう。またね。」 ーふわりと魂が吸い込まれるように、 空に消えた。 俺、天野優。半分、人間。もう半分は天使。俺の家で代々伝わる仕事。天使っつっても、死者の魂を天に持って行くとかじゃない。報われない人生を送ってきた人間をせめて最期はと、そいつがシアワセだったと思えるように、そいつの願いをひとつだけ叶える、それが天野家当主の仕事。俺は92代目の当主だ。よし、今日も頑張りますか。えーとメモによると…あの子だ 「いきなりですが、貴方の命日は今日です。報われない貴方の願いを叶えます。さぁ願いをどうぞ。」 「あ…やっぱりね…私、死ぬんだ…」 彼女は桜花という名らしい。 「私、ずっとひとりぼっちで良いと思ってたの。でもひとりぼっちで死ぬのは嫌…だから私が死ぬの…見届けてくれる?」 「…それが貴方の願いというのならば。」 それから彼女といろいろな話をして、気付けば彼女は寝ていた。そして亡くなった。彼女の顔はとてもシアワセそうだった。彼女が何かを握っている。 それは俺への手紙だった。 『優くんへ 私の最後のお願い叶えてくれてありがとう。いつか君に特大のシアワセが訪れますように。それじゃあまたね。 桜花より』 俺は今日も願いを叶え続ける。 報われない人生を送ってきた人のために。 ーend-
みんなの答え
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優くんかっこいい…!
お久しぶりです、こずえです! 優くんかっこいいですね!優しい…あ、優しいから優くんなんですか!?すごいです! 人に幸せを届けるのって素敵ですよね…優くんにもいつか、シアワセが訪れますように… 桜花ちゃん、シアワセを送って貰えて、良かったね。いつか、優くんをシアワセにしてあげてほしいな。
好き!
優くんかっけーなー! 優くんみたいになりたi(((