きみが微笑んだあの日。
「直樹っていつも無表情じゃない?」 「えっ…。そんなことないよ!」 と言った中川直樹は実際のところ自分は無表情だと思っているにもかかわらず違う回答した。そんな中ボソリと直樹は 「どうして自分はいつも無表情なのだろう。」と考えていた。その時、クラスの女子の中で特に人気の飯田夏希が直樹の目の前にやって来た。夏希は 「どうしたの?顔が暗いよ…?」と 直樹に言った。直樹は「あっ…。ごめん、なんて言った?」と夏希の話を聞いていなかった。夏希は少し怒り気味で「なんで聞いてないの!!」と机を叩き怒鳴りつけた。直樹が「本当にごめん!もう1回言ってくれる?」と ボソリと夏希に言った。それを聞いた夏希は「もうその話はいい!とにかく今から言うことをよく聞いて!今日の午後5時に陽美(ようび)が丘の陽美公園のベンチに集合よ!わかった?」 と夏希はそれを言って去っていってしまった。 そこで直樹は去っていってしまった夏希を追いかけて「わかったよ!!」と言った。 午後5時になる頃、陽美が丘の陽美公園のベンチには夏希と少し遅れて来た直樹がいた。 夏希は「遅れてんじゃないよ!」と 少し怒っていたが後から笑顔になり直樹に声をかけた。 「下見てごらん?綺麗でしょ?」 と夏希が言ったように下を見ると、この陽美が丘の陽美公園のベンチから立つと自分の住んでいる町の飾里町の景色が夕日に染まって綺麗な景色になっていた。直樹は夕日に染まっている飾里町の景色を見て思わず見とれてしまった。直樹は夏希を見て思わず「この飾里町、綺麗だね!夏希も同じぐらい綺麗だよ!」と微笑んだ顔で言った。夏希は思わず「えっ…綺麗?私が…?」と動揺していた。 直樹は動揺している夏希を見て 「うん!そうだよ!」とニコッと微笑んだ。