果汁100%
あの頃、僕は君が大好きだった。 なぜ別れてしまったのかは、もう憶えていない。 君は、僕のことが好きだったのかな? 今更そんなことを考える。 もう遅いのは分かっていた。 一口、オレンジジュースを飲んだ。 何をしていても頭の中には君がいたあの頃、僕は幸せだった。 君は幸せだったのかな? 別れたって、僕は君が好きなのかもしれない。 情けない。 きっと君は、もう新しい彼氏を作っているんだろうな。 電話が鳴った。 「祐樹。」 彼女だった。 「元気?」 「あぁ。元気だよ。」 僕の声は少し震えていた。 「そう、良かった。」 「どうしたんだい?僕ら、もう別れたんじゃなかった?」 「うん。ごめんね。」 「別にいいよ。」 「今、祐樹のこと、考えてたの。」 彼女は嘘なんかつかない人だ。 「僕も、君のことを考えてたよ。」 「祐樹はあの頃、幸せだった?」 「もちろん。」 「私も。」 ドキッとした。 「君は、僕のことが好きだった?」 「うん。好きだった。」 「そうか、なら良かった。」 「なんで電話したか、聞かないの?」 「聞いてほしいの?」 「うん。」 彼女は嘘なんかつかない人だ。 「なんで電話したんだ?」 そんな彼女につられて、僕も素直に聞いた。 「オレンジジュース。好きだね。」 もう少ししか残っていないオレンジジュースを飲んだ。 「君のせいだろ。」 彼女はいつも、オレンジジュースを飲んでいた。 「そうだね。」 そう言って彼女が少し笑った。 「祐樹は私に影響されたんだもんね。」 「私、今でも好きだよ。」 ドキッとした。 「僕もだ。」 「なら、、、、。」 「あぁ。それがいい。」 「祐樹。大好きだよ。」 「僕と、付き合ってくれ。」 「祐樹にはもう、新しい彼女がいるかと思った。」 「僕を好きになる物好きは、君くらいだよ。」 「そうだね。」 そう言って笑った彼女は嘘なんかつかない人だ。 「また、オレンジジュース飲みたいな。」 「分かった。すぐに会おうか。」 僕らは、一人じゃ生きていけない。 だから、何かに頼ってしまうんだろう。 誰かに会いたくなるんだろう。 終 ー果汁100%ー
みんなの答え
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凄いです!
ハァイ!スウィフティーズのオリビアです! みーこ@さん、凄いですね!こういうの大好きです!
ドキドキ(((o(*゚▽゚*)o)))
読んでてすごくドキドキしました!! とても素敵な小説ですね!! こんなことが現実であれば良いのになぁ...笑
すっごいいい!
めっちゃいい!すてき!才能ある! (嘘じゃないよ)
すごー!
すごい書くの上手ですね。 これからも書いて下さいいいいいいいいいぃ!
マジで好き!
同い年とは思えないっ! マジでこういう小説好きです!