短編小説『隠り世の巫女サクラ』
突然だけど、私は読書が大好きな中学1年生の、川本桜! 毎年、七夕では「本の中に入りたい」ってオネガイしてる。 まぁ、不可能なんだろうけど。 私の好きな小説は、普通の女の子がある時いきなり異世界に飛ばされて、巫女として妖怪が引き起こす事件を解決するっていうあらすじなんだ。 面白そうだと思わないっ? 私は、お話が夢に出るといいなって思いながら寝るんだよね。 そうすると不思議と安眠できるし。 まぁ、お話の夢は見たことないけど。 そして私は眠りについた。 えええええ!? ウソウソウソっ!! なんで私、あの小説の世界にいるの!? この、少し薄暗くて幻想的な街並み。 まさに、あの世界、「隠り世」だ! それに、私も水色の巫女服姿で刀をさしているし。 あれ、誰かが走ってくる。 着物姿の、キレイな青髪を束ねている小学生くらいの女の子だ。 「何処に行っていらしたんですか? サクラ様!」 「えっ」 私、桜だけど。 そういうこの人…山犬の尻尾が付いてる。なんで?? この人、小説に出てくる主人公、サクラちゃんの助手的な存在の御狗ちゃんにそっくり!! 「みいぬちゃん!?」 御狗ちゃんは言った。 「なにわかり切ったこと言ってるんですか。わたしは御狗ですよ!さぁ、サクラ様行きましょう!!雪女が暴れてるんです!」 「えぇっ!?ちょっと!!」 私はとりあえずサクラちゃんとして現場に向かった。 そこでは、妖怪の皆様方の周りで長い白髪に黒い着物の雪女が吹雪を吹いていた。 「みんな凍らせてあげる…」 御狗ちゃんが私に囁く。 「雪女は、数日前から変だったんです。」 治めるしかないよね!! よしっ、頑張ろう! 「そこのあなた!!」 「何よ。巫女のサクラじゃない」 「やめなさい!」 「邪魔しないでよ!私は、ここの妖怪みんなを凍らせないといけないの!失恋の辛さは誰にも分かってもらえないわ!」 なんで?よくわかんないんだけど! 「じゃあっ、力ずくで!!」 私は腰に刺してあった刀を取り出し、ズァッと雪女に切り掛かった。 雪女に命中。 雪女はどさっと倒れた。 「えっ?殺しちゃった!?」 「なに言ってるんですか?今日のサクラ様変ですよ?数時間すれば気がつきます。さぁ、お堂まで連れて行きますよ」 ふぅ…一件落着。 て、いつになったら戻れるの? まぁ…頃合いまで、サクラちゃんになっておこうかな。 私は拍手する妖怪のみんなに思い切り笑いかけた。 こんにちは、猶々です。 ナオナオって読みます。 長文になってしまいました! 初めて書いたので変かもしれません。 感想待ってます!!
みんなの答え
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世界観が好みすぎて
タイトルに惹かれました! 異世界ものの話は好きだけど、巫女の話はもーっと好きです! 御狗ちゃんとかの名前のセンスも好きです! 面白かった!