最近あったこと
「今年度生徒会議長は、Nさんです。」 朝、放送が全校に響き渡った。生徒会選挙、当選者発表の放送だ。 惜しくも・・・私は選んでもらえなかった。 私は、選挙とか、ピアノのオーディションとか、そういった人選というもので、選ばれなかったことなどなかった。いつも私は選ばれる人間だった。でも今回、初めて、選ばれないということを経験した。 立候補したことを後悔はしていない。負けて悔しいとも思わない。でも、「一緒に仕事がしたいから生徒会に入ってほしい」そう言ってくださった生徒会の先生の期待に応えることができなかった。そこは本当に悔しい。 いっそのこと、もうリーダーとか捨てて、勉強だけに打ち込もうか。適当な係でもやっておこうか。ちょうど私の彼氏くんが当選した委員会に入って一緒に仕事してみようか。 そんなことを考えながら、彼に電話を掛けた夕方。 「もしもし!・・・おめでとう!」 「・・・よく頑張ったね。」 そう言われた瞬間、私は泣いてしまった。悲しくて、ではなく、嬉しくて。 私は、単純に負けて悔しいという気持ちを、学校で押し殺して押し殺して・・・。 そして泣きたくても、叫びたくても、我慢していた、「自分への誉め言葉」。 きっと彼がそうやって言葉にして伝えてくれなかったら、私はずっと、先生の期待に応えられなかった自責の念で、しばらく自分の気持ちが分からなかったと思う。単純に負けて悔しいという気持ちも思い出せずに、「仕方ない」「相手も強かった」そんな言葉で終わらせてしまっていたと思う。 彼の好きなところ・・・そう言われて、私が今、まず初めに挙げることは、「人の気持ちを分かち合ってくれるところ」そう言うと思う。 悲しいこと。嬉しいこと。悔しいこと。それを、本人よりも、自分のこととして思ってくれる。つらい、悔しい気持ちを、共にしてくれる。自分のことのように、涙を流してくれる。 彼がこう言っていた。 「議長の人の時に名前呼ばれんかったやんかぁ。それで・・・一言目、何て声かけようってずっと悩んどった。」 彼は選挙で当選している。本当なら、めちゃくちゃ嬉しいはずだ。それなのに。自分のことよりも、周りの人のことを気遣ってくれている。しかも、相手が傷つかないような心配りとか・・・そういうものが、私よりも格段にできる。 改めて、彼のことを尊敬する。普段はめっちゃいじられキャラで、今日も先生や仲間にいじられていた。でも、勉強もスポーツも一生懸命やる。テストは学年の男子の中でトップだし、部活でも、もともと運動神経は悪いほうなんだとか言っておきながら、エースとして活躍している。 そんな彼が選んでくれた、この私。ちゃんと彼にふさわしい彼女になりたい。また新たな組織の中で、自分を磨きながら、彼と共に、歩みたい。そう強く願った夜だった。 以上です!最後まで読んでいただきありがとうございます!よろしければ感想も下さい! 「触れ合い」「スキンシップ」そんなことをしなくても、「信頼」「尊敬」でこれからも愛を深めていく中3のお話です!笑
みんなの答え
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すごい!!
アイスクリーム♪です! とてもすごーーーーーーい小説ですね!! 感動です!!内容もすごく良いですね! 感動しました!! 本当に素晴らしい!! 小説のセンスありますよ!!!すごい!!!!!!