やけど
「これは必然的なんだよ」 俺は今、隣の超絶美少女、【愛菜】と委員会のことを話しながら一緒に下校している。 中学生になった俺たちは、まだまだ小学生みたいなもんだ。ただ、制服のおかげて一気に大人びて見える。 「うわぁぁぁ!!」 俺たちは叫んだ。火事だ。ちょうど曲がり角で、曲がった先が見えなかった。 愛菜は俺より内側にいたから、余計に酷い火傷を負っている。 「愛菜!胸とか足とか真っ赤だぞ!」 何故かうちの学校の制服は、女子の胸元が空いている。夏服なくせに生地が分厚いからだろうか。そのおかげで、胸のあたりも真っ赤になってしまっていた。 俺はと言うと、軽く指をやってしまって、爪と指の間がヒリヒリして痛い。 ただ俺は水で冷やせば治るのだろう。 医療者に声をかけた。 「すみません!この人を病院に運んで貰えませんか?!胸元のやけどです!」 胸元のやけどなら救急車呼ぶ必要無いかもしれない、と思ったが、愛菜の表情と、心臓あたりを抑える動作から、これは酷いと感知した。 彼女は救急車で運ばれて、ベットに横たわっていた。 「……ねぇ、……ねぇ」 「どうした!?」 「このことは、必然的なの」 「??」 「あのね、私が胸元を火傷した時、君はすぐ医療関係者に説明して、ここまで送って来るように頼んだ。あの瞬間、私は君に恋をした気がするの。 胸が暖かくなって、嬉しくて、体がジーンと暖かくなったの。全部君のおかげなの。 私のやけどはね、死ぬために用意されたんじゃない。君を想うために用意されたの」 俺だって好きだよ… あっという間に君は息を引き取った。 苦しかっただろうな。 俺は何故か、ほっとした。最低なことかと言えば、そうかもしれない。君がもういない世界で、何に対して安心しているのだろう。 君はもう辛くない。だけど俺は辛い。 この辛さを盾に、この辛さをバネに、俺は明日も明後日も、幾千もの時を超えて、君に会う。 ありがとう、愛菜。 如月 碧
みんなの答え
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ドキ:;(∩´﹏`∩);:
アイスクリーム♪です。 なんだかドキドキしちゃいますね!! ジーンときました!! ー余談ー 私は明日からタブレットを没収されることになっちゃったの。 短い余談だけど、たくさんの人に拡散してくれれば嬉しい。
泣ける
泣ける。愛菜ちゃん。 凄い。言葉にできないくらいすごい。 これからも応援します!