ある日、理科室で
あたし、ハルノ。 中3。現在理科室で、速度計の実験やってるん。 理科の班は男子二人女子二人の4人一班で、タッキーと笑いのでぃっちと、親友のゆなぴ、そしてあたし、ハルノの4人。 先生から小型の速度測定機と観測用のペットボトルキャップを、一班で2つ受け取った。 「エラーや」 「あ、あたしたちもや」 うちの班だけ何故かうまくいかへん。 なんでやか? 「お、ハルノン、いったで」 何回かやってみたら、ゆなぴが速度計を成功させた。 「ええ、ほんまに?」 あたしも試してみた。 「おおっ、あたしもできた!」 今度はあたしも成功させた。 「はえ?何でできるんー?」 「俺もできひんわ」 タッキーとでぃっちだけは何故かできなかった。 「ほな、貸してみ」 「ええ、何でできるんや?」 あたしとゆなぴは実験が進むが、タッキーとでぃっちはなかなか進まへんかった。 「せんせー!俺たちできひんやけー!」 とうとう二人は先生の助けを求めた。 「えー?なんでできひんの?」 「先生もか…」 「えーい、このクソ測定機、男女差別しよってー!」 でぃっちが言った。 あ、え、そうなん?そうなんか?! 測定機が人を選んでるんか? 「胸の大きい人間を選んでるんか!」 タッキーも言いはった。 「あ、やから俺も?」 男である理科の先生も肩をすくめた。 「できひんわけや。ハルノンノート見してや」 「ええよ」 「あ」 ゆなぴが、つぶやいた。 「ああ!阿呆らしい!男子共ここに立って測定してみや!」 「ええ?暑いやん」 真夏の日光に背を向けて、タッキーが測定した。 「タッキー、女やったんか?」 タッキーは成功した。 でぃっちも試した。 「えはあ、できた!どんなトリック使ったんや、ゆなぴ?」 「この班日光よう当たるやん?そのせいでエラーなったんよ」 「おおっ、ゆなぴ天才!」 「そうやな、この班は日光のせいかもな、一番暑いもん」 先生も納得してはった。 「うーん、でも、測定器が女子を選んでた方がよかったわ、その方がおもろいやん…」 タッキーとでぃっちは不服そうやったんけど。 ゆなぴすごいなー、頭ええ。 あたしやとそのまま信じ込んでたわ。 この短編小説は、言葉を関西弁に変換しましたが、方言がおかしかったらすみません! 読んでくれてありがとう!