隣の想い
私の隣にはいつもあいつがいる。 お調子者で、皆から愛されているあいつ。 あいつは、ただの隣人で四十人のうちの一人。 それは紛れもない事実なんだ。 あいつにとっても、私にとっても。 「明日の日直、絶対遅れんなよ。」 無愛想にあいつが言った。 「そっちこそ、再日直にならないようにしてよね。」 つい、反論してしまう。 「分かってるよ。」 曖昧な返事は、分かっていない証拠だ。 私は思い切って、あいつの連絡帳に「日直 8時」と書いた。 私が靴箱を見たときには、もうあいつの靴が入っていた。 「2分遅刻。」 偉そうにあいつが座っている。 「いつもはもっと遅いくせに。」 ちょっと嬉しかった。 「まあ、そうなんだけどな。」 私の気持ちを見透かしたように、あいつが笑った。 「今日、寝坊したんだよなー。」 「何時に起きたの?」 「七時半。」 「よく間に合ったね。」 「十分で家出た。」 「えー、すごくない?それ。」 「そうか?」 「十分じゃ無理だよー。」 何でもない会話をあいつと二人でしていることが嬉しかった。 きっと、あいつは気づいていない。 それでいい。 強がってるけど、それでいい。 あいつの中で私はただの隣人で、四十人のうちの一人だから。 私にとってあいつは大切な人だけど、この関係が壊れるのは嫌だ。 あいつの言葉は突然だった。 「俺、お前のこと好きかも。」 「なんで?」 頑張ってふり絞った言葉は、たったの三文字だった。 「楽しい。」 あいつも、私と一緒だった。 あいつは、私の気持ちに気づいてた。 「私も、楽しいよ。」 あいつが笑った。 「良かった。」 いつも隣に座っている私とあいつ。 お互いの気持ちに気づかずにお互いを想ってたんだ。 ただの隣人なんかじゃなくて、本当はもっと大切な人だった。 好きだよ。本当はずっと前から。 終ー隣の想いー ーあとがきー こんにちは。みーこ@です! 「隣の想い」は、本当は大好きなのに思いを伝えられない女の子のお話です。 読んでいると、「好きって言っちゃえばいいのにー。」ともどかしくなりますよね。 描いていてムズムズしました。笑 この女の子のキャラクター可愛いなぁー。 皆さんのお隣さんはどんな方ですか? 私の隣は、割とこの男の子に似ています。笑 読んで頂いてありがとうございました^=^
みんなの答え
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私の隣は…
ちこと申します!! 今好きな人が隣にいるんです! その人の性格は、優しくて運動神経がいいしまぁまぁ頭はいいんです 私は頭よくないけど笑 この作品はとても良かったです! また書いてくださることを願います
わー!3回目!ありがとうございます!
ゆみすのって呼んでください。 みーこ@さんの小説ファンです! なんか、全てロマンチックです!美しい~! めっちゃキュンキュンしたー! 面白いのありがとうございました! こんな感じの小説好きです。 次回作もし良ければお願いします。 次回作楽しみにしてます。