トゲのない薔薇の嘘
「あなたに親友…いや、友達はできないわ。そんな変な夢、捨てちゃいなさい」 昔ママに言われた言葉を血花は今思い出した。 「血花、何やってんだろ…どうして嫌われるんだろ…」 もう何もかもが分からない。ただ、みんなと仲良くしたいだけなのに。笑いあいたかっだけなのに… ママの言っていたことは合ってたのかな… そんな苦しみが血花のことを襲ってきた 1時期、血花のことを゛助けてあげる゛ そう言ってくれた女の子がいた。 名前は覚えてないけど。 でもその子、血花が人に助けを求めるまで、頼るまで助けないって言ったの。 血花、人に頼るの嫌いなのに。大嫌いなのに。騙すやつがいるから… でも今はそんなの関係ない。 もう疲れた…つかれたの… 「誰か…助けて…血花絶対友達と仲良くするから。絶対絶対仲良くするから…」 ホントはわかってた。血花は、友達を見捨てて、殺し屋から逃げたの。 友達に嫌われてるなんてウソ。自分からなるのを嫌ってるだけ。 ゛仲良くする゛で許されないのわかってる。でも………… 「今だけ…………頼りたい………………」 だから…誰か…血花と……仲良くして…一人…怖い………!!!! 「もっと前に言ってよ」 血花に手をさしのばす影が現れた。 「え………?」 その女の子は言った。 「ずっと待ってたよ。血花にこうやって手を差し伸べられる日を。 私、運いいからあの殺し屋から逃げたんだよ。ずっと探してた。やっと見つけた。たくさん話したかった親友。」 血花の記憶が蘇る。 さえ…ちゃん…? 「そうだよ。おかえり…血花。」 さえちゃんの目は、かすかに潤んでた。 その手を握った瞬間、暖かな感情が蘇った。きっと血花は、ずっと頼りたかったんだ。他の誰でもない、さえちゃん…いや、さえに。 拝啓 死んだママへ。 血花は、親友出来ました。夢…叶えられました。でもきっと、ママが、そう言ってくれなければ、二度と友達なんて、できなかったでしょう。 あなたのおかげで、変われました。 ありがとうございました。さよなら。 米田血花より。 きっと、ママは、わかっていたんだ。 このままでは、私の持病が再発して死んだあとも血花ちゃんには、二度と友達ができないかもしれない…と。 ママは密かに嘘をついた。優しい、 バラのように美しいが、トゲの一切ない嘘を。
みんなの答え
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すごい!!
同い年とは思えないほどすばらしい作品ですね!! 次回作に期待します!!