“メダマ様”
「ねえ!どうするの!」 「えと..。」 「ああ!また目、逸らした!」 「ごめん...。」 僕の癖だ。強く言われるとつい、目を逸らす。責められている気がするんだ。 「そんなんじゃ“メダマ様”に負けるよ?」 「え?何それ...。怖い話?」 「“メダマ様”に会ったら絶対に目を逸らしちゃだめなの。失敗したら、よくわからないところに連れて行かれる。でも、あんたには無理ね。」 “メダマ様”...。僕は目を逸らさずにいられるだろうか。 「もう夕方だ!じゃあ、私は帰るから!」 「うん...。」 僕も帰ろう。 廊下が夕焼け色に染まっている。 こういう時間は人ならざるものに会う時間...。ああ、余計なことを思い出してしまった。 そこで僕は足を止めた。な、何あれ。大きな球体が、信じられないことに浮いている。 「それ」が回転した。 僕は弾かれたように走り出した。呼吸や心臓がうるさい。 あれはただの球体じゃない。「眼球」だ。黒い大きな瞳。幸いまだ気づかれていなかった。 もしかして、あれが“メダマ様”...? あんなのと目をあわせるなんて、1秒だって無理! しかし、やらねば。さっきから気配が消えない。きっとやらないと消えてくれないんだ。 くるっと振り返り、半ば睨みつける。そのままじりじり近づくと、後退しながら小さくなって消えた。 助かった...。 へたへたとその場に座り込み、ガッツポーズをした。 後できいたところ、“メダマ様”は目を逸らさなければ害はないんだそうだ。でも、見た目から怖いからもう会いたくない。
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おー
何か笑ったwww がんばれ。
面白い
怖面白いですね。 この話を思いつくのがすごい!
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