スカッとストーリー 映え映え女
「キャー!めっちゃ美味しそ!」 「ふふ。本当だね。」 私の名前は飯波千紗。 今日はプライベートで親友の佐紀とスイーツ店に来ている。 でも佐紀には少し困った所が… 「あ!看板可愛い!ちょっとブログ用の写真撮ってくる!」 「え、ちょっとー……」 カシャ、カシャ、カシャカシャ。 「う~ん、もう少し光を…」 カシャ、カシャシャシャシャ。 道を歩いている人も食べている人も困った顔で佐紀を見つめる。 あ~もうこれ嫌~…… 5分後、良い写真が撮れたのか上機嫌で帰ってきた。 「千紗どうする???私は…ベリーショートケーキ!」 「わーどれも美味しそうだよね。私はモンブラン。」 「えー、千紗モンブランにするのー?モンブランって茶色いから映えないよ…」 「あ……ごめん……」 そう、親友の佐紀は今どき映え映え女なのです。 「わー!ベリーショートケーキ美味しそ~!あ、そーだそーだ。写真撮らないとっ。」 あ~また始まった… これ映えるスイーツだから10分くらい余裕で写真撮るだろうな… カシャ、カシャ、カシャシャシャシャ… シャッター音が鳴り始めると共に周りから迷惑そうな視線が… 耐えきれなくて 「佐紀、やめなよ。迷惑してるから!」 すると 「えー何で?何か悪い?フォロワー増やすんだ!」 と言いまた写真を撮り始めた。 私は何も言えずそのまま見ているだけだった… たっぷり20分後 「ふーお待たせ。食べよっか。」 たっぷり心が消耗してしまった私はもう食べる気など無かった。 でも食べるしかないよね… 「あ~ん!ん~!美味しー!酸味がバッチリ!ねーねーモンブランは?ちょうだい!」 「はいはい。」 フォークで一口分取り佐紀に渡す。 「わー美味しい。ありがと。ベリーショートケーキうますぎる!」 あれ?モンブランの反応… 疑問に思いつつ、佐紀とおしゃべりしながら美味しいスイーツを食べていた。 すると… カシャシャシャシャ、カシャカシャカシャシャシャシャ… 隣の席からシャッター音が聞こえた。 いるのはおばあちゃんだった。 「あーゆーのマジメーワク。シャッター音とかうるさすぎ。」 「う、うん……」 佐紀もさっきやってたけど… カシャカシャカシャシャシャシャカシャカシャシャシャシャ… 「あーもう無理!注意してくる!マジうるさい…」 ブツブツ文句を漏らしながらおばあちゃんのいる席へ向かう。 「ちょっとおばあちゃん!?ここでカシャカシャうるさい!ルールとマナーって知ってー……」 佐紀の言葉が止まった。 穏やかそうなおばあちゃんだけど… 「あらそう。それはそれはごめんなさいね。でもルールとマナーを知ってる?っていうのはそのままそっくりあなたに返すわよ?」 「は!?私がルールとマナーを知らないとでも言いたいの!?」 「だって……あなたもカシャカシャしてたじゃない?」 佐紀が凍りついた。 ずっと黙っている。 「うふふ。スイーツがきれいだから撮りたいのは分かるけどシャッター音を切ってみたら?それだけでひとつのルールとマナーが守れるわよ?」 「は、はい…ごめんなさい…」 いつも元気ハツラツな佐紀があんなにしぼんでる… おばあちゃんはみんなに謝ってという素振りをした。 「み、皆さんも…すみませんでした…」 おばあちゃんは満足したように 「フォロワー増やせるようにがんばってね」 と言った。 ケーキをぺろりと食べきり、「ごめんあそばせ」と言って出て行った。 「千紗…ごめんなさい。」 「あ、ううん!大丈夫大丈夫!ほら早く食べなきゃ。」 そう急かした。 それから佐紀のシャッター音ありでの写真撮りはなくなった。 pineです。 どうでしたかね…スカッとしましたか? あんまり起承転結とか得意じゃなくて変な感じになってると思いますが、読んでくださいありがとうございました。 コメントくださると嬉しいです。
みんなの答え
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面白かったけど………
面白かったです! でも、気になったことが……… おばあちゃんがカシャカシャとスイーツを撮っているところでもう展開がなんとなくわかってしまう気がします。 もう少し意外な結末があったほうがいい気がします。
すごい!
すごいスカッとしました! スカッとジャパンのおばあちゃんみたい笑 書くのが上手ですね。