命の尽きる日
命の尽きる日。 皆んなが皆んな平等にある。 だが、自分にも他の人にも命の尽きる日は分からない。 分かることは、平等にあるということのみ。 命の尽きる日を蝋燭(ろうそく)に例えてみようか。 蝋燭が沢山並ぶ様子を想像するんだ。 あ、今新しい蝋燭が立った。 あ、今蝋燭が消えた。 お、この蝋燭はもうすぐ消えそうだ。 ふふ、そこの君。そうそう。そこの君だよ。 僕の話を聞きながら、何を思った? あ、自己紹介しなきゃ。僕は死神だよ。 僕は人間共の命の灯火を見ながら楽しんでいるのさ。実に愉快だ。 ん?そんなものの何が愉快なんだ、って? ふふ、僕の考えを理解できる人はいないよ。僕死神だから。 君さ、自分の人生は満足できてる? 僕は満足できてるよ。というか僕死神だった。 まぁ、君ぐらいじゃ人生まだまだだよ。もっと楽しみな。 …分からないけど。本当に分からないけどね。 この先も楽しめるか。 ん?僕が死神ならいつ死ぬのか教えてくれ、って? 教えるわけないじゃないか。そもそも僕は君に、他のことを教えに来たんだ。 ホントに今そんなことをしていていいのかい? ホントに今日やったことは間違ってないのかい? ホントに人生後悔しないのかい? はっはっは。難しい話になっちゃったねぇ。 まぁいいよ。君の人生は君が決めるべきだ。 後悔のない人生を送りなよ。