恋の裏の失恋
俺が友達の大輝と祭りに行っている時だった。 「なあ、あれって川風じゃね?」 「ホントだ…」 川風さくら。俺の同級生で密かに想いを寄せている人。でも、今日の川風はいつもとは違う。いつもは目立たない子で物静か。けど、今日の川風は魔法にかけられたみたいに綺麗だ。 「じゃあ、俺は一人で屋台とか行くから川風誘えば?」 「え?」 「じゃあな~」 川風を誘う…?でも、俺は男だ!勇気出して誘うぞ! 「あ、あの川風…」 「あ、山原さん。どうしたの?」 「えっと、金魚すくいでもしない?」 「ホント?いいよ!」 川風は女子の中でも美人部類に入るが今日の川風は一段とかわいい! 金魚すくいをしている時 「山原さんってさ、好きな人とかいるの?」 「え?えっと…うん…」 「そうなんだ」 川風はどういう意味で聞いてきたんだろう… 「もうすぐ花火上がるって。」 「あ、神社の裏って結構見えるからそこで見ようよ!」 「うん、わかった。」 俺はそこでずっと言えなかったことを言う。俺は生まれ変わるんだ! 「花火綺麗だね~」 「あのさ、俺…」 「なあに?」 「実は俺、川風のことずっと…」 パ~ン! 「ごめん!花火の音で聞こえなかった!」 「俺、好きだったんだ!だからさ、付き合ってください!」 「え…えっと、はい!!」 はにかむようにほほえむ川風。俺は右手を差し出す。その手を川風が握る。まだ強くは握れないが、そのほんの少しの温かみがうれしい。 実はこの物語にはもう一つの物語があった。 「あの二人そうなるんだろうな~」 俺は広本大輝。祭りに来ていてさっきまで山原健といたんだが、俺は健と川風が二人になるように仕向けた。でも、本当は後悔の気持ちもあるかもしれない。俺は本当は山風のことが好きだ。けど、どうやら川風は山原のことが好きらしい。それに、健の様子を見る限りじゃ二人は両思いだろう。俺は悔しいが友達の幸せを願うのも大切だ。あれ?涙だ…。 「俺、何泣いてんだろ。ほんとに情けないな…」 そして俺は泣いているのをごまかして歩く。二人の幸せを願いながら…
みんなの答え
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お~
面白かったです^^ 2人が幸せになりますようにw 広本大輝さん(?w) 自分も好きだったのに 友達の幸せを願うなんて優しすぎwとても良いと思いました!