[小説] 理科室の霊
『それじゃあ、理科室に移動しましょう。』 四時間目に時間が変わるタイミングに担任がみんなに言った。 みんなは六年間の慣れた足取りで理科室に向かった。 (そういえば今日の理科は先生が二人いるんだっけ。地域ボランティアの。)そう思いながら理科室に向かった。理科室には既にボランティアの先生がいて理科は楽しく続いた。 そして後5分ほどでチャイムが鳴るというとき私たちは教室に戻った。並ぶとき私は一番後ろに並んだ。そして隣を見るとあのボランティアの先生がいた。先生は影が薄いから気づかなかった。まるで霊のようだった。そして私は何を思ったのか『存在感薄いですね。はじっこにいるし幽霊みたい。』と言ってしまった。するとその先生は凄い顔をしてこっちを見てきて手首を捕まれた。熱いような冷たいような。ドライアイス、というと分かりやすいだろうか。 『た、助けてー。』ビクッ! その体の振動と共に私は目を冷ました。夢だったのだ。全てが私に味方したようにすっきりと何かが抜けた。でも怖いのは確実にぬけない。 学校の時間になりいつも通り授業を受ける。四時間目は理科だった。(まさかね笑よく怖い話で夢と全く同じことが起きるっていうけどそんなの信じてないしね。) )そう思いながら理科室についた。辺りを見回しても地域の先生はいなかった。よかったー!! そして先生が手をパンパンパンと叩いた。皆、前を見て!ということだ。みんなが先生の合図でそっちを見た。そして先生が言った。『理科の地域ボランティアの先生が来てまーす』