短編小説みんなの答え:15

異界へ続く電車

『四番線…彼岸駅行キノ電車ガ参リマス…』 え? 何、このいつもと違うアナウンス。 私は学校の帰り、家に近い駅行きの電車に乗ろうとしていた。 しかし、目の前で行かれてしまった為、 ホームでまた電車が来るのを待っていたのだ。 そこで疲れていた私はホームの柱によりかかり、ぼーっとしていた。 そして、我に返るとさっきまでいた筈のホームの雰囲気ではなくなっている。 (ここどこ!?何かいつもと違う…) そして、今のアナウンスが流れたのだ。 ホーム内はさっきと違いとても薄暗く、私の他に誰もいない。 天井から吊り下がるのは古い、沢山の豆電球。 それには、見たことのない虫がたくさん集まっている。 『プァァァン…』 電車の音だ。 そしてすぐにホームに電車がやってきた。 「…え?」 中にいる乗客が、みんな影の様に薄く黒い色をしていた。 幻覚…なのだろうか?? いかにも怪異らしい雰囲気の乗客たちに背筋が凍りつきながらも、ドアが開いた電車内を覗く。 座席の色は鮮血の様に真っ赤で、灯りはホームと同じく古びた豆電球。 幻覚だとは思うが、本物だった時の為に私は電車から離れようとしたが… 「ひゃあっ」 何かに吸い寄せられるかの様に、電車内に入ってしまった。 そして、ガシャンと音を立ててドアが閉まる。 「嘘でしょ…?」 周りにいる乗客はやはり薄黒く、まるで存在がない様だ。 私は慌ててカバンからスマホを出し、電源をつける。 しかし… 『圏外』 だった。 最後の希望が消え、私はこれが幻覚だと信じて席にもたれかかった。  『次ハ…彼岸、彼岸デ御座イマス…』 あぁ、やっと駅だ。 早く降りよう。 しばらくして、ドアが開いた為私はすぐに電車を降りる。 しかしそこは、真っ暗だった。 ずっと先まで青い光を灯す行灯が置いてあり、やはり幻覚ではないと私は感じた。 もう、行灯が続く方向まで行くしかない。 一歩進むと、かさ、かさ、と音が鳴る。 暗い中よく見ると、それは彼岸花の花びらだった。 その後ドアが閉まり、あっという間に消えていった電車を見送り、私は行灯の方へ歩き出した。 その後、少女の姿を見たものはいない。 そして、その日の深夜。 少女が歩いていった行灯の道に捨てられていたボロボロのラジオから音声が流れ出した。 『異界電車をご存知ですか? どんな人間でも関係なく異界へ連れていってしまう電車です。 その電車の終点は‘彼岸’。 死者たちの世界です。 一度その電車のホームに迷い込んでしまえばもう終わり。 それから元の世界に戻ってこられた人間はいません。 あなたも気をつけてくださいね…? いきなり、気がつくと古い豆電球のせいで薄暗い、怪しげなホームにいるかもしれませんよ。 あぁ、でも一つ元の世界に戻る方法があります。 それは、終点から更に先にある駅… ‘此岸駅’で降りること。 此岸は生者の世界、つまりあなたの世界です。なのでそこで降りれば見慣れたあなたのよく使う駅のホームにいるでしょう。 しかし、そこで降りなければもう望みはありませんから、お気をつけくださいね? それでは、失礼…。』 完 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは、作者のあおねこです! いつもより少し長文になってしまったかもしれません! 読みにくかったらごめんなさい… 感想、お待ちしてます~ では!

みんなの答え

辛口の答え

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惹きこまれました!

その電車、何故か見てみたくなりました。折角、対処法も教わったことですし...。 主人公が「彼岸駅」で降りたとき、(そこで降りていいの?!)と思ってしまいました。残念ながら届きませんでしたね。 今回も面白かったです!


名前同じだ、、、すみません

初めて利用して、まさか同じ名前だとは…。 同い年ですしw なんかごめんなさい…。 あおねこさんの作品すごい!!(あなたの方) 私とは大違いw 尊敬!


面白かった

面白かった豆だと光が流石に少なすぎる気が…。


駅系の怖い話して嫌いです でも面白かったです素敵


おもしろかった!!

こんにちはぁっ!あおねこさん、すごすぎ!天才ですね! なにか、「きさらぎえき」の話ににてますね。怖い感じがしてきた! あおねこさんの小説、またよみたーい!!


あおねこさん待ってましたあ!!

Hello! あおねこさん、ヤッホー!!小説家のアクセサリー☆だよー!!また会えてめっちゃ嬉しい!! あおねこさんの小説はやっぱりすごすぎるーー!!! 感激だわ!! 今回のお話は結構、怖かった。 ゾクゾクして読んだよww めっちゃ怖かったーー!!! 私もその電車に乗っちゃったらどうしよう!! もう、毎回言ってるんだけど、あおねこさんは読者を物語に引き込ませる力がすごいんだよね! めっちゃ尊敬!! これからもあおねこさんの作品楽しみにしてるよ!!あ、あとさ私たち親友だよね????え?!違うって?!ぴえんこえてぱおん!! good-by!


すごい!!

こんにちは! すごく怖かったし、面白かったです!! また出したら読みます! (コメントできないかも知れないけど)


すごい!

少し長いのにスラスラ読めました! 怖いのにおもしろいです!


おもしろかった!

こんにちは、ちぃです。 いつも見てます。 今回もおもしろかったです。


いつも楽しく読ませてもらっています!

あおねこさんの小説大好きです! 今回も面白かったです! 私も、短編小説書いてみたんですけど、やっぱり、あおねこさんには遠く及ばなかったです……。


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