キミとの約束(感動系)
「あんたなんか死ねばいいのに!」 ドンッ。 一瞬の出来事だった。 どんどん視界がぼやけていく。 突き飛ばした人が遠くなっていく。 目を開くと私の目には、真っ白な天井が映っていた。 ここは病院? 体を起こそうとすると、全身に痛みが走った。 「痛っ」 「あっ、無理して動かない方がいいよ」 「え…」 優しい声が横から聞こえて、振り向くと女の子が立っていた。 「あなた、全身打撲したそうね?骨折もしてないし、死ななくて良かったね」 "死ななくて良かったね" あぁ、私、死ななかったんだ…。 「私は、死んでも良かったけど…」 ボソッ、と呟いた。 すると彼女は目を丸くして、心配そうに顔を覗いてきた。 「どうして?何かあったの?何でも聞くよ」 ずっと誰かに聞いて欲しかったの。 私はゆっくりと口を開いた。 「いじめられてるの。友達なんていない。生きていたくない」 「辛かったわね。でも大丈夫。今日からは私たち友達よ」 久しぶりに聞く優しい言葉に、目が段々とあつくなっていく。 「あなた、今日は入院だって。私、隣の病室にいるの。いつでも会いに来てね」 ニコッと微笑むと、部屋を出ていった。 明後日から、また学校に行くの? またアイツらにいじめられる? 嫌だ。 独りになると嫌なことばかりが頭に浮かぶ。 「このまま死ねば、楽になるかな…」 ずっとずっと、死ぬことは頭に置いていた。 死ねば、全てが終わる。 体中が痛いけど頑張って体を起こし、窓を開けた。 フワっ、と、秋の風が吹き込む。 少し涼しく悲しげな風は、私の髪を揺らした。 ここから飛び降りれば、死ねるよね? 足を窓にかけ、身を前に乗り出した。 「怖い…」 私は死ぬ事が怖かった。 全身が震え、耐えきれないほどの恐怖が襲ってくる。 「まって!」 「えっ」 体を勢いよく引っ張られ、床の上に落ちる。 「何してるの!!?落ちちゃうよ!?」 彼女の細い手が、私の手を包む。 「…死なせてよ」 「え?」 「放して!これから死ぬんだから!」 彼女の手をバッと引き離し、再び窓に向かう。 すると頬を叩かれた。 「バカ!!」 「っ!」 頬の痛みがジンジンと体に伝わる。 「死にたいなら、あなたの命、ちょうだい」 「な、何言ってるの…?」 彼女はふと悲しい笑を浮かべる。 「私、明日死ぬの」 「え…??」 いきなり我に戻ったように、正常に時間が流れ出す。 「私入院してるでしょ。あと余命一日。」 「けどね、私は生きたい。だからさ、命いらないなら、私にくれない?」 いかにも真剣な眼差しが、私の心に刺さる。 そして涙を流しながら、彼女は私のことを抱きしめた。 「お願い。死にたいなんて、言わないで。」 何故か分からないけど、涙がどんどん溢れ出して止まらない。 「わ、たしだって…、ほん、とはっ死にたくない…!」 しゃくりあげて、上手く言葉にならない。 けど、私は心の底の気持ちを吐き出した。 「怖っいの。死ぬの、怖いっ。いじめられずたの、しく生きたい…」 そういってお互いを抱きしめ合うと、その後沢山泣いた。 次の日。 眩しい光が瞼をくすぐり、私は目覚めた。 「そう言えば…」 体を起こし、隣の病室へと走る。 ガラッ。 病院を開けると、先生が深刻そうな顔でこちらを向いた。 「メイさんは、もう…」 先生の表情から全てを察し、彼女へと駆け寄った。 「メイ!お願い、死なないで。昨日、友達になったばかりなのに…」 メイは最後の力を振り絞るかのようにゆっくり瞼をあけ、私に向かって微笑んだ。 「ごめん…。でも、ありがとう。あなたに会えて、良かった…」 涙が頬をつたう。 「私も。生きたいって思ったよ。ありがとう、本当に…」 「生きて」 すると瞼を閉じ、安らかな顔でそう言った。 それが最後の一言だった。 生きよう。 メイの為にも、自分の為にも。 立ち上がり窓のそばをみる。 そこには秋の風に吹かれ、一輪のアフリカンマリーゴールドが力強く揺れていた。 ーーーーーーーーーーーーーー あーやです^^* 久しぶり(?)の花言葉です。 アフリカンマリーゴールドの花言葉は、「逆境を乗り越えて生きる」です。 今回は感動系?で書いてみたんですけどどうでしたか? 感想、アドバイス、良ければリクエストも待ってます!
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物語作るのうまい
かんどー!(・д・)
とにかく感動しました!あーやさん、感動する小説描いてください!!
ひぇえっ好きですっ
すっごく好きです!空白の使い方とか上手いし! あーやさんの小説は以前も読んだことがあるのですが、その時も花言葉を使っていらして…前向きな花言葉をとっても上手に使うお方だなぁと思っていました。 今回も綺麗に使っていて尊敬します(*´ω`*) 素敵なお話ありがとうございました!次作も楽しみにしています♪
感動した
とても良い人に会いましたね。 途中から聞いていると涙が出て来てしまいました
すご!
ぼくより上でした.学校で一ばんうまいぼくでも感動しましたもしかして小説家とかめざしています?
感動
かかかかかかかかかかんんんんんんんんんんどどどどどどどどどどうううううううううう ぴえーーーーーん
感動したぁぁぁ
素晴らしいお話でした! とっても感動しちゃいました、、、(泣) 応援します! 大好きです!
こんなに感動する話があるなんて
メイさんが余命一日なんて悲しすぎる。 超感動しました( ;∀;)
きゃああ~
ステキ!ドキドキしながら読みました。めっちゃ感動~~!小説家になれそうですね!もしまた書くのであれば、期待してまーす!!
感動しました
ミライです。 あーやさんの小説を読んで感動しました。 話を考える力が凄いと思います。 またお話書いてください。 ちなみに私も中2です。 私の投稿のコメント欄 タメで良いですよ。