戦場のワスレナグサ(短編小説)
「約束だ。お前がもしも寂しくなったら…この花を握っていろよ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あの日のこと 今も忘れちゃいない 二人で言い合ったな 地下室に潜り込んだ時のことだったか お前が俺に問う 「なぁ、親友。人が争うのはどうしてだと思う」 「…自分の欲求が満たされないからか?」 「自分の欲求が満たされないのは、どうしてだと思う」 「…他人が不幸に遭おうとも、自分が有意義に浸る際の段階に変わり無いならそれが一番だからだろ?」 「愚かだと思わないか?」 「…さぁな。所詮(しょせん)他人の愚行だ。俺にはどうすることも出来ない。」 「巻き込まれたまま何も出来ないのか?…非力だな。」 「人の争いに巻き込まれる。そういう運命だっただけだ。運命には逆らえない。定めのようなものよ」 「…どうしても承認したくない自分がいる」 「当たり前だろ。承認してしまったらお前もあいつらと同じになる」 「じゃあどうしたらいい」 「…俺がいるだろ?親友。」 「あぁ、そうだな。」 「どうして大人はこうも醜いのだろう。知能が発達すると要らない感情も芽生えるんだな」 「俺らはまだ大人じゃない。大人になる前の段階…よりもちょっと前。」 言ったじゃないか。 誓ったじゃないか。 必ず生きて幸せになると。 二人でまた、幸せになろうと。 二人でまた、笑って過ごそうと。 それとも、愚かな大人にはなりたくなかったか? …俺を置いていくなよ。 また孤独になってしまうじゃないか。 また恐怖に怯える事になるのか。 なぁ、どうしてだ、親友。 なぁ、どうしてだよ。親友。 どうしてだ…よ。 硝子を割った一瞬のように。水を溢した一瞬のように。 人は儚い生き物だった。 あぁ、今日も。 ワスレナグサが、靡いている。 お前からの最後の贈り物。 ワスレナグサが、靡いている。 どうか、私を忘れないで。 戦場のワスレナグサ。
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名言集
1『どうして大人はこうも醜いのだろう。知能が発達すると 要らない感情も芽生えるんだな』 2『必ず生きて幸せになると。 二人でまた、幸せになろうと。 二人でまた、笑って過ごそうと。』 戦場のワスレナグサ、なんか映画のタイトルみたいな映画ですね。 感動しました。 二人でまた幸せになるというのは、孤独を乗り越えるその強さを 増す事。文章にはそう書いてあるのがよく分かります。 明日に生きるのは、やっぱり勇気ですよね。
海ちゃんです!
ストーリーをわかりやすくすると良いんじゃないかな? 私の小説も見てね☆☆☆