短編小説みんなの答え:1

猫カフェ

最近は、車を二十分ほど走らせ一つの店へ向かう。 その店には猫がたくさんいて、いわゆる猫カフェである。 ずっと前に愛猫を亡くし、へこんでいた時にコロナだ。 全く、忌々しい。 家に引きこもっているのは嫌だったもんだから、 軽く車を運転していたら、偶然見つけたのが今から行く猫カフェ。 あそこでは、とても心が安らぐ。 人生の苦痛がその時だけ晴れた。 俺の唯一の居場所だ。 そこにいる店員も俺の話を静かに聞いてくれる。 いつも、グラスを拭きながら。 そのカフェは、一つの山奥にあった。 だから、俺以外の客はちっとも来ない。 このままで大丈夫なのかと聞いた時もあった。 その質問に店員は、これは趣味でやっているのでと 相変わらずグラスを拭いている。 俺は、ただ猫を見るだけで触ったり、遊んだりはしない。 嫌なわけではないが、ただ触らないだけだ。 気温が低くなっていく一方、今日もあの店へいく。 彼らも、日が良く当たる窓辺にぴったりとくっついて、 目を細めている。 時にはあくびをしたり、毛ずくろいをしたり。 しっぽを振ったりと、ゆったりした態度だ。 それを俺は笑いもせず、顔をしかめたりもせず。 ただ見つめているだけだった。 ある日突然店員に言われた。 猫を見習え、と。 彼らは一日を悠々と過ごし、どことなく過ごしている。 俺のいつもの生活と比べると、とても自由だ。 それを見習えというのか。 聞いても、ただグラスを拭いているだけで答えてはくれない。 俺は店を出た。 空を見上げると、まだ夕方だった。 その夕方が何かの終わりを告げているようで、不思議だ。 もしかしたら、もう俺はあのカフェには来ないのかもしれない。 どことなくそんな気がして振り返ってみると。 秋の乾いた風と共に、その店は消えた。 俺は驚かなかった。 もう一回空を見上げて、俺は思った。 「今の人生を正しく生きる」 その正しいには、猫のように自由に生きるという意味も 入っていた。

みんなの答え

辛口の答え

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表現がすごいっ!

  やっほぉ☆ らてまるだよぅ(≧▽≦)ニコニコ  タイトルどうり、表現の表し方すごいね!  私の感想だけど、猫…だけじゃなくて、山奥にある猫カフェが  その僕に「今の人生の大切さ」を伝えてくれたのかなぁと  思った!すごく感動したし、めっちゃいい話だと思う!  


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