恋愛沙汰は、のーせんきゅー!
「コウタくん。つきあってくだちゃい!」 「いやだ。おまえなんかきらい」 初恋の人にアッサリ振られた。それが小学2年の頃の1番の思い出。それから7年間恋なんてしない、しなかった。 今は14歳。中学卒業の年である。中学生といえば「ザ☆アオハル」ってな感じを想像する女子の多い事だろう。壁ドン、顎クイ、お姫様だっこなどなど。私も小学生二年の頃まではそれを夢見てたこともあった。「こんなことをコウタくんがしてくれたらぁいいのになぁ。」なんて。そんな夢見がち女子だった私は今はメガネを掛け、本を教室の隅で読んでいるタイプのいわゆる「影キャ」だ。コウタはと言うとサッカー部のキャプテン、勉学秀才の学年内でもナンバーワンと言っていいほどの「陽キャ」でモテモテイケメン。天と地では表せないほどの差がある。 教室の窓からコウタを見つめる。あ、ゴール決めた。ゴールを決めた瞬間仲間にハイタッチをしに行くのだがその時の笑顔が可愛いのである。 「どうしたん?」 「わっ!びっくりした。ミレイかぁ 何しにきたの?」 「いやぁ、ただカナメを見にきただけや。ん?校庭に気になる奴でもおったんか?どいつや?!」 「そんなのじゃないわよ。サッカー部のメンバーでサッカー、楽しそうにやってるなぁって。」 「ふぅーん?アタシ知ってるで?川谷に小2の頃に告ったらしいなぁ?!名残惜しいんか?そんなら今年中に告っときや?中学、最後の年やで?」 名残惜しい…図星だ。 「なんでミレイがそれをしってるのよ。小学校一緒じゃ無かったでしょ?」 「まぁ?私の耳は地獄耳なもんでww」 ミレイの情報収集能力には毎回関心すると言うか呆れるというか。 「じゃあ。私以外にコウタが好きな子って誰?」 「それはちょっといえないな!」 「教えてくれたっていいじゃない、、。じゃあ彼の好みは?」 「長髪の黒髪丸メガネ。」 私にビンゴ。長髪の黒髪丸メガネだ。 「ラブレターで告ったら?前と同じじゃオモロくないやろ?ほら、アタシが書いたるから!」 とミレイが少女漫画にありがちなラブレターを書き上げた。 『コウタ君。今日夏目駅で待ってます』 「まぁ、いいんじゃない?それで、明日置いておくの?」 「そうや!善は急げやろ?」 「急がば回れとも言うけどね。」 明日の帰りに気づくように靴の上にそっと置いて、帰った。 夏目駅。今日は珍しく寒い。マフラーを巻いて、身を抱えるように手を添える。 するとコウタが走ってきた。 「呼び出したのはお前か?」 「そうよ。」 「俺になんか用か?」 「あの。好きでした。…7年前からずっと。あの…付き合ってくれませんかっ…!」 「嫌い…なんて言うまでも思ったかっ…俺もあの時は緊張してて天邪鬼になっちまったんだ。きっと。ごめん。もっと早くに返事を返せば…」 「ありがとう」「ごめんな。」 コウタは私を抱きしめた。 「これで寒く無いか?」 「うん。あったかい…」 コウタがこんなにも可愛いなんて思っても居なかった。そして、コウタに近づくと、もちろん他の子からも恨まれる事は知っていた。だけれどそれすらも怖く無かった。そして、恋というものを知った。 ああ、今日が中31の思い出になるんだろうなぁ。
みんなの答え
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素敵!!
こんにちは!たみです。 すっごくキュンキュンしました!! コウタ君って、本当は優しいんですねー。ドキドキしました。(^○^) 次の小説楽しみにしています!!