指切り
「…わたし可愛くないでしょ?」 美穂が言った。頭に髪がなくなっている。美穂は、白血病、そう五人に四人が亡くなってしまう難病。 俺は、そんな遠慮しながら問いてくる美穂に何も言ってあげることができなかった。 悲しそうに、苦笑いした美穂は僕から目線を外し、外に咲いているハナミズキを見つめていた。 「ねえ?ハナミズキって知ってる…?」と、みほ入ってきた そんなのわかるよwあそこに咲いてる花だろ?wっと俺は言った。 「綺麗だよね~ほんと、」 俺「まあ…わからなくもないけどな」と僕は言い返す。 美穂「ねえ、あんたは好きなことかいるの?w」 俺「はwいねえよそんなやついきなりすぎるから、 美穂「え~いそうw」 俺はそんなことを聞かれて苦笑いを返すだけ、なんだこの空間。気まずすぎるだろマジで、 美穂「…わたしが死んじゃったらどうする…?」 息が詰まった。いつも明るい笑顔の顔が、涙顔に変わっている。どうすればいいかわからない。 女が泣くと、なんか、すごく心細くなるのは何故だろう。 俺「おいおい泣くなよ…大丈夫だから、な。お前は絶対生きれるから」 美穂「絶対…?わたしの気も知らずによく言うよ」 流石にこれは違う。今言うことじゃないと思った。でも、本当に美穂が言う通りわかってないと思う。 俺だって、お前が喜ぶように頑張ってんだから、でも違くないか、今言うことも違う。少し、ほんの少しだけの怒りを、ため息にしながら言った。 俺「じゃあ、お前がそんなに心配なら、ほいっ」 美穂「?」 俺「指切りだよ…お前が絶対生きて手術して帰ってくる約束…」ちょっと照れ臭かったけれど、でもこんな事で本当になればいいな、と思ったような気もした。 美穂「じゃあ、指キーリげんまん嘘ついたら?」 俺「ハリセンボンノーバス」 俺美穂「指切った!」二人でくすくす笑った。美穂の笑いも、苦笑いではなくて安心した。 でも、美穂との指切りは少しゆるかった気がした。やっぱり指切りする元気もあまりないのだろう。 やっぱり、美穂は病人なんだな、っと寂しく思った。 美穂「ありがと、また今度会えたらいいねw」 じゃあな、そう言って別れを告げた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー その数日後、一本の電話が来た。美穂が亡くなった電話だ。思った。その瞬間、現実は御伽噺のような夢みたいなものじゃない。 思いっきり泣いた。幼馴染、赤子の頃からの、友達だ。一番最初の俺の友達が、誰よりも一番に他界に去ってった。 美穂のいた病室に向かった。美穂は、冷たくなっていた。これが死ぬ、と言うことだ。 看護師「君が角川くん?美穂ちゃんが、ハナミズキの花、死んだらあげてください。って 渡すのは、美穂ちゃんが亡くなった。だから君に渡すんだよ。はい。」 そのハナミズキのついた枝をもらった。美穂がこのハナミズキを触ったんだ。生きていたんだ。と思うと目元が赤くなる。そのハナミズキと一緒についていた手紙の内容は、 美穂 大事にしてね。今までお見舞いありがとね。泣いちゃダメだよ。 ああ、あの時もっと強く指切りをしていたらよかったな。ハナミズキを少し強く握って、「また会おうな」 そう、美穂に告げたんだ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 読んでくれてありがとうございました!あ、あの意味、わかる人はわかりますよね!
みんなの答え
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感動・・・
調べてきましたが、ハナミズキの花言葉は「華やかな恋」らしいです! すごい!
すごすぎます,,,
語彙力の塊ですか? 神でしたか? 尊敬過ぎます。 私も一応書いてるんですけどこんなうまくできないんですよ,,, どうすればそんな物語書けるんです,,,
いや、神だろ笑
いやいやいやいやいやいや、すごくね?笑
やばい
マジで才能の塊
ああ、尊い!
感動です!!!同い年なのにすごいです!!!!感動!(二回目)ちなみに「針千本飲ます」です!考えてみるとすごいこと言ってますね!みかずきんちゃんはあえてカタカナとか間違えたやつにしたのかな?ほら、悲しい時って言葉がうまく出ないから。凄いなぁ~。