KING
『あなたに1つ、お願いをしてもいいでしょうか・・・』 目を少しうるませて、しおらしく。わざとらしくならないよう、絶妙な匙加減で。 玉座の前に跪き、手を組んで私は乞う。 玉座に着くは、若き王。顔を緩ませてこちらを見つめている。 『何だ。言ってみるがいい』 焦るな。焦るな。ようやく手駒が揃う。 『かの死刑囚の件。・・・私に、一任していただきたいのです』 少し渋い顔をする王。 『だが、あれは極悪人だぞ。王妃であるお前には、少々荷が重いだろう・・・それに俺とて、妻を失いたくはない。』 想定内だ。にっこりと口角を上げ、計算されつくした笑みを浮かべる。 『だからこそ、です。私は庶民の出ですから・・・奴が考える事は大体予想がつきます。絶対に逃がしません。』 『願いを聞き入れてくださって、ありがとうございます・・・我が偉大なる王よ』 恭しく王に頭を下げ、扉を閉めた。 『・・・はははっ・・・!』 笑いが堪えられない。やった・・・! ・・・国王、サダム。あの男は、表向きは善良な王家の象徴を演じている。だがその本質は、悪逆非道の独裁者だ。 ・・・私の妹は、奴に殺された。 ボロボロにされて川に棄てられた、変わり果てた妹の姿。遺体の隣に落ちていた王家のワッペンを見つけた時、私は決意したのだ。 蹴落としてやる。何が何でも。 その一心で奴に近づき、ただの町娘だった私は王妃にまで上り詰めた・・・。 奴の悪行の証拠書類。税金の不正利用。全部王妃の座を利用して、着々と集めた資料達だ。 そして、最後にして最強のカードが、今手に入った。 ・・・私が王に処遇を任された死刑囚。彼は、無実の罪で投獄された少年である。王の裏の顔を運悪く覗いてしまったから、口封じに死刑判決を下された。 あの少年は、王の弱味を握っている。 これを上手く利用し、少年を証人として立てる事が出来れば。クーデターを起こして、奴を玉座から引きずり降ろす事が叶うのだ。 ・・・私と王との間に、子供はまだいない。そうなれば必然的に、王座に座るのはこの私。悪しき王を滅し、国民を守った美しき女王の出来上がりだ。民衆の心は、一気にこちらへ傾くだろう。 絶対にしくじったりしない。私はやれるもの。 サダム、あなたは王だった。でも次の王は私よ。 緩む口元を扇で隠す。私は踵を返し、少年のいる独房までの道を急いだ。
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ちょ一みじかいかんそう
おもしろかったです つづきかいてほし~ お願いします
良いですね!
ヤッホ!愛希良です!最終的にどうなったのか凄く気になります!あと語彙力が素晴らしいです!(*`・ω-)ノ
語彙力のかたまり!
月灯 睡ちゃん、こんにちは! とても素晴らしい小説でした! 1つ1つの文が大人って思う位 語彙力のかたまりで出来てて… 凄すぎて終始、尊敬の眼差しで 読んでいましたことは内緒で♪ 今、私のハマッてるKINGって いう曲と重ねあわせて読みまし た!最高でした!ありがとう♪
アーテス、テス……ン”ン“ッッ
こんにちは! ましろです(*´∀`) 睡さんの小説は度々拝見させていただいてるんですけども……感想が送れない…… 一日50時間ほしいと思いません?(笑) でも読むたびに不思議な小説書く方だな……って思ってました。 そして今日は遂に暇!感想送ろ。。 えー……うん(?) 好き 短い中でこの世界にこんなに入り込めるなんて……… 睡さんの小説は違った角度の世界が広がってるというか… 文章の一文一文から王妃の気持ちがすごく伝わります。 特に最後。 復讐に燃やすその心がまるで見えるようでした(?) 素晴らしい小説ありがとうございます! また読みに来ます! 長文すみませんでした~
うわぁ!!めっちゃよきよき(*´▽`*)
のおっ!こんちゃ☆秋菜だよー♪ お久しぶりです!睡ちゃんっ!←勝手に呼んでる この前はコメントありがと☆ めっちゃうれしかったよぉ!!! すいちゃんっていうんだね!わざわざありがとう(*´▽`*) コメント苦手なのは秋菜もだよー!! どういっていいのかわかんないよね! 無理しなくていいから秋菜の小説を見てくれるだけでもめっちゃうれしいです♪ えーと、感想です。 こんな感じの小説初めてみたかも…。 なんかすごいね。王妃は王のことを復讐するためにここまできたんだ…。 努力の積み重ねとよっぽどの恨みでこの王妃が出来上がったんだね…。 睡ちゃん小説かくのうますぎっ! 秋菜なんかこんなに下手なのに…。 これからもよろしくお願いします♪ これからも自分のペースで頑張って♪ 応援してる!!! 年下なのにタメ口でごめんね(;>_<;) 睡ちゃん大好きだよぉ☆
いい…こーゆーの好き…
続き気になるなー 最初っから引かれたよ。 ほんとにいい。素晴らしいよ。 一言一句が洗練されていて美しい。 素晴らしい作品をありがとうございました!