~君を信じて待つ~
「ねえ、起きてよ。」 俺は風見蓮(かざみれん)。目の前のベッドに寝てるのは俺の彼女の橘巴瑠(たちばなはる)。背が低めの優しい子。巴瑠は事故に遭ったあと、一向に目を覚まさない。もう1ヶ月以上経ったんだからさ、早く起きてよね。 俺は巴瑠のほっぺをむにぃ~っとつまむ。いつもこうすると笑っていたくせに、今は反応なし。 「おい、起きろ~。」 呼び掛けても一切反応しない巴瑠。全く、いつ目覚ますんだよ。 「はあ...」 巴瑠が目を覚まさなくなってから何度目かわからないため息をつく。それと同時に、あの医者の話がよみがえってきた。 それは二週間前のこと。 「風見蓮さん、少しお話良いですか?」 と医者に呼び出された。妙な胸騒ぎがしたが、医者の話を聞かなければわからないことだから、ついていった。 「橘巴瑠さんのことですが... もう目を覚まさないかも知れません。」 「...えっ!」 思わず声を出してしまった。 「そんな...なんでですか?」 「事故に遭って眠っても、一週間したら目が覚めるケースがほとんどです。ですが橘さんは三週間以上眠っています。もしかしたら橘さんは、植物状態となっていて目を覚まさない可能性が高いです。」 それだけ告げると、医者はそそくさと部屋を出ていった。 ―目を覚まさないかもしれない― たった一行の言葉だけど、その衝撃は言い表せないぐらいだ。 「巴瑠っ...」 巴瑠の寝顔と医者の話がリンクして、思わず涙がこぼれてきた。巴瑠が目を覚まさないかもしれない悲しさもあるが、俺が何もしてあげられない不甲斐なさも込み上げてきた。 どれだけそうしただろうか。ふと時計を見ると、あっという間に門限が迫っていた。 「くそっ...また来るからな。必ず目覚ませよ。」 と巴瑠に告げ、病室を後にした。 次の日 今日も俺は巴瑠の病室ヘ向かう。相変わらず巴瑠は眠ったまま。 巴瑠、目を覚まさないことなんて無いよな?巴瑠は強いから、絶対目を覚ますよな?俺、ずっと待つから。目覚めるって信じてるから。 俺は巴瑠の手を握りながら願った。 変わらない君の寝顔。今日も俺は、君を信じて待つ。 ヤッホ!愛希良です!感想、アドバイスお願いします!
みんなの答え
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こんにちは!なっちです!
うわぁー!お久しぶりです! 愛希良さん! 待ってました! 前回から毎日探してたんですよ! (こいつストーカーか) 今回もとてもいい作品、、、! 感動しました! また小説書いてください!
めちゃくちゃ好きです
個人的にほっぺむにむにがめちゃくちゃ好きです。 シチュエーションや雰囲気がよく出ていて、読みやすさもあり、このあとどうなるんだろう、とすごく気になります。 あと登場人物の名前付けにセンスを感じる…