短編小説みんなの答え:2

「バレーボール」

いつか夢を見ていた。 選手として全国大会のコートに立つ瞬間を。 バレーボールの強豪校。 部員は20人。ユニフォームが貰えるのは12人。 レギュラーは全部で7人。 なんとなく、バレー部に入った。 練習なんてめんどくさいと思っていた。 やる気なんてなかった。 サボってばかりで、下手な自分を認めたくなくて。 それでも経験はあったから、 2年生で1人だけレギュラーになった。 3年生を押しのけて。 3年生の引退試合。 いつか夢にみた全国大会。 最終セット。24-09点。 あと1点取られたら負け。 ここに打たれるとわかった。 でも、ほんの僅か迷って、半歩出遅れた。 どうせ負けるじゃないかと。 頑張る意味はあるのだろうかと。 そう、思ってしまった。 それでも、本能で足が動く。だけど届かない。 たった半歩。 相手のスパイクがコートに突き刺さる。 主審の判定までの一瞬がひどく長く感じた。 ラインギリギリ。 アウトであってくれと、まだ負けたくないと願った。 主審から目を逸らした直後、 相手側から歓声が上がった。 視界が滲む。オレンジ色のコートに水滴が落ちる。 「まだいける。諦めるな。」と 背中を叩いて送り出してくれた同じポジションの先輩を思い出す。 試合に出られなくて悔しいはずなのに。 私なんかにレギュラーを奪われて辛いはずなのに。 それから私はサボるのをやめた。 あの胸が締め付けられるような瞬間を、もう経験したくなくて。 先輩のように、努力する。 あくる日のオリンピック。 私はスタメンで出場する。 ユニフォームは12番。先輩と、同じ。 どうか私の姿を先輩が見てくれますように。 私は忘れない。 自分の上手さに自惚れていたあの頃を。 先輩からの言葉を。 絶対に。 読んでくださりありがとうございました。 この物語が多くの人に読んでもらえることを祈って…

みんなの答え

辛口の答え

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おぉ…

主人公の気持ちわかるような気がします。 もっとしっかり努力しておけば…っていうのがめちゃくちゃ後悔します。 主人公オリンピック行ったのすごい… 改行も工夫されていて読みやすかったです!


楽しく読めました!

こんにちは。まるもっこです=(^.^)= とても文章力があるなと思いました。 試合の緊張感が伝わってきて 私も今観戦しているような感覚になりました! 一人一人が抱える思いが熱く伝わってきて まさに青春だなと感じさせてくれました♪ 言い回しがほんの少し違うだけで 意味合いが変わってきますが、その言い回しを うま~く使っていてすごいと思います! とても楽しんで読めました! それでは~


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