ホントの私はどなた様?
花澄のっかは、私。なっこは、一個上のお姉ちゃん。谷田熱希君はなっこちゃんの彼氏。 なっこちゃんは、ぶきっちょだ。私よりおバカだし、スタイルも顔も悪いし、運動も勉強もできない。当然、私のほうがモテる…と言いたいんだけどね。なぜか、ホントなぜか、悔しいことになっこちゃんのほうがモテるのよ!!私にだって、好きな子いるよ!!!3組の川崎絢斗くん!!! 中学一年のなっこちゃんは、制服を着ると大人っぽく見える。学校から帰ったばっかりのなっこちゃんに聞いてみた。 「私と入れ替わりたいとか、思わないの?」 「思わない。だって、私、谷田に好かれてるじゃん!って、きゃ。」 乙女。なっこちゃんは。そう思うと、心がぎゅっと痛くなる。 「へ、そうなのぉ?ヒューヒュー。谷田パイセンに好かれてたらいいんだー!パイセン、愛されてるぅ。」 わざとおどけて、なっこちゃんにバンッと背中を叩かれてる自分が、ものすっごく情けない。…、ホントは、私もなっこちゃんみたいになりたい。入れ替わりを望んでるのは、私の方だ。 「の、のっか。へ、変なこと言ったら、しょ、承知しないから!」 こんななっこちゃんは、私より、ずっと大人なのかも。 昼休み。1年生のチビたちが運動場で鬼ごっこをしてるのが見える。 「ねえ。ホントの私はどなた様?」 誰かに答えてもらおうなんて、思ってなかった。ただの、くだらない独り言のつもりだった。 「花澄のっかは、花澄のっかなんだよ。俺は、今のお前が、いいと思う。」 川崎絢斗だった。今、私の顔は、目の前の川崎と同じくらい真っ赤に違いない。 初恋エピソードなんて、信じてなかった。小説や映画や漫画みたいな恋は現実にはありえないと断言していた。…だけど、私の初恋はこの瞬間に芽吹いた、のかもしれない。 ―終わり― いかがでしたか?感想、よろしくお願いします!
みんなの答え
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もしかして!!!
お笑い大好き小6、しずかです! 実は私、こっこちゃんの『マロンランドでハグをして』も読んだんです! ついこの前、小説探してるときに、この『マロンランドでハグをして』を見つけたんです! なっこと熱希って、前のやつにも登場人物として出てきてましたよね! もしかして、続編ですか? やったー! 続編読みたいなって思ってたんです! こっこちゃんのかわいい作品、また読ませてほしいですー。 あ、もう呼んでるけど、ちゃん付けで呼んでもいいですか? 私のことをもし見つけたら、『しずかちゃん』って呼んでほしいです!