永遠の兄弟愛
ある所に、ローデ王国という国がありました。そこは、愛に満ち溢れた素敵な王国です。けれど、昔はそうではなかったのです…… ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「リン、おはよう!今日はいい天気だねぇ。」 ある男の子、ロンは広場で女の子に話しかける。けれど、相手は返事はしない……それもそのはず。 「ああ、リン……すまない、守れなくて。こんな銅像の姿になるなんて……!!」 話しかけた相手、妹のリンは銅像だった。 この国は制限が厳しく、夜中に外に出てはいけない、というルールがあったのだ。 両親が交通事故で亡くなりショックで外に飛び出したリンは、罰としてそのまま銅像にされたのだ。 「この国はほんとに最低だよ……」 昔のことを思い出し、涙目になるロン。 けれど、それを振り払うかのように立ち上がり、 「すまない。明日もまた来るよ!」 そう言って家へと帰った。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『国の皆に告ぐ。決まりを守らず銅像と化した者たちは、明後日に撤去する。』 早朝にこの知らせを聞いたロンは、すぐさま飛び出した。 「リン……!明後日にはもうお別れなのか……!」 意味もなく人々を痛めつける国への悔しさと、妹と会えなくなる悲しみにおそわれた。 「何してるのよあの人……?」 「変な人ね、ふふふふ」 銅像を抱きしめて泣く青年を横目で見ながら、町の人はそう言う。 でも、そんなことはお構い無しに泣いた。 その時。 きらっ リンの銅像の目に、何かが光る。それは頬を伝って下に落ちた。それは…… 「……?水だ。しかも、金色……?」 金色の水は、次々とリンの目から溢れている。そこで気づいた。 「ちがう……涙だ……!!」 その瞬間、金色の涙はさらに眩しく光り輝き、リンの銅像の姿を包み込んだ。 そして。 「お兄ちゃん……?」 「えっ……?リン……?!」 リンは、人間になっていた。ほんのりと紅潮した頬、綺麗な肌の色、そして、気に入っていた花模様のワンピース。 「リン、、、、、!!!!!」 「お兄ちゃん、、、、、!!!!!」 2人は抱き合った。 1年と2ヶ月たっても途切れなかった愛は、こうして結ばれたのだった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『皆に告ぐ。銅像にする罰を、この国から撤去することにした。』 あの2人の再会を見た町の人々は、国に抗議をして、王の考えを変えたのだ。 こうして、ローデ王国は愛に満ち溢れた、素敵な国となったのだった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ここまで読んでくれて、ありがとうございます!!ちょー初心者です…… 兄弟愛をテーマにして描きました!頑張ったので、是非感想くれると嬉しいです!
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感想
構成がしっかりしていて読みやすかったです。 リンちゃんが人間に戻った時の表現がめちゃくちゃに好きです。 12歳でこんな文章が書けるのは凄いと思いました。
読んでよかった!
ファンタジー要素が強いけど、どこか現実味があって…とっても面白いお話でした!読んでよかったって思える小説でした(*´`) 「愛は世界を救う」なんて言いますが、この小説を読んでいるとなんだか本当にそんな気がしてきますね(´∀`*) 素敵なお話ありがとうございました♪