love (謎系)
深い深い闇の大海原に瞬く、小さな星々。 甘さを秘めたしょっぱい潮風が、世界をいたずらっぽくくすぐる。 凪いだ闇に瞬く小さな命の粒々。 そのなかの1粒の星が、私の心を射抜いた。 一目見て、心臓が跳ねる。 眩しいぐらいの鮮紅の血液が、体内を巡りめぐる。 あの輝きが目蓋の裏に焼き付いて、離れない。 あの眩しさが世界に満ちて、 やがて滝のように溢れ出す。 全部全部、あの煌めきに染まってしまって、世界が生まれ変わる。 パステルカラーの光に、溺れていく。 なのに。 なのに、届かなった。 少しでも、あの眩さに近付きたくて。 少しでも、あの温かくて柔らかい光彩に照されたくて。 少しでも、あの優しさを感じたくて。 大海原に誘われて、舟に乗り、ちゃぷちゃぷと旅に出た。 いっぱいに帆を張って、あの星影のもとへ…… 星屑がぷかぷかと浮かぶ漆黒の海を、帚星のように流れていく。 それは、期待と幸せの大海原。 ……の、はずだった。 本当は、違った。 そんなに甘いものじゃなかった。 それは、非現実の、幻の景色だった。 それを感じたのは、あの光に届かないと悟った時。 あなたのその光は――― 温かくて、柔らかくて、眩しくて、やさしい、その光は――― 私のためのものじゃなかったんだね。 ……ねえ、なんで? なんで、私を照らしてくれないの…? なんで、私じゃないの…? 苦しいよ、煌めきに染まったこの世界が。 だって、この煌めきは貴方なんだから。 いつまでも、どこにいても、私は貴方の輝きでいっぱいなんだから。 なのに、その貴方は私を愛してくれないんだから。 貴方の温かさも、柔らかさも、眩しさも、優しさも…… もう一生感じることはないんだから。 私は櫂を握りしめ、真っ黒に濁った重い重い水を押す。 冷たくて深い涙の大海原を、私はよろよろと戻っていく。 あの人の輝きが波のように、いつまでもいつまでも、心に打ち寄せていた。 (end) 月夜の操り人形です! この作品を読んでくださってありがとうございますm(_ _)m かなり謎な表現が多いですが、「恋と失恋」を表現しております… コメントよろしくお願いします!
みんなの答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
綺麗…
表現の仕方がとても綺麗で、読んでいて思い浮かべやすかったです。 『あの光に届かない』ってすごく共感です… 大海原と星、という喩えが上手だと思いました。 もし次の作品も投稿してくださるなら楽しみにしてます…! あと、お名前のセンスも好きです。
はじめまして!こんにちは!
元ハルカ、元々ミライの ハルカです(ΦωΦ) なんか凄いクオリティー 高いなと思ったら年上でしたw すご…え?…え?(語彙力失せる) あなたは神ですた?(語彙力…) 凄いリアルで一個上と思えません 本当はもっと上なんじゃないですか? (おいおい) やばいです、いろんな意味で。 やば…え?15歳? 本当に?ってくらいです(オイ) 私語彙力無いので欲しいくらいです。 次の作品も楽しみにしています♪