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『欲しがりません 勝つまでは』 『足らぬ 足らぬは工夫が足らぬ』 薄墨色の空の下。 薄汚れた地の上。 無理に笑顔を作る君に、 僕は何と言えば良いのだろうか。 「……行きます。」 「…うん。」 薄汚れた緑の軍服に身を包み、 日本のために戦いに征く。 「ねぇっ…」 君が涙を流しながら言うから、 思わず振り返ってしまう。 「……何でもない。……行ってらっしゃい。」 君の苦しそうな顔を見たら、 行きたくなくなってしまうけれど。 行かなければならない。 軽く会釈し、隊員の背中を追う。 …もう君には会えないのかもしれない。 ◇ …行ってしまった。 煙が立ち、鉄の匂いの舞うあの場所に。 …願ってしまった。 貴方が、帰ってきてくれる事を。 ◇ 数日立った頃。 薄汚れた緑色の軍服に身を包んだ男性が、キョロキョロと辺りを見回している。 「どうかなさいましたか?」 「あぁ、貴方が。」 その人はそう言って、後ろ手に持っていた1つの箱を取り出した。 …気付いてしまった。 そこにはあの人の名前が入っている。 箱を開けると、そこには白い石のようなもの。ただ一つが入っていた。 ……いってしまったんだ。 …涙が溢れる。 …抗えないこの戦いの最中。 貴方は最期までこの国のために戦っていたんだ。 「………おかえり。」
みんなの答え
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師匠と呼ばせていただきます!!
初めまして、熊谷師匠!(初対面で師匠と呼ぶなれなれしいヤツ) いやでも、ここは敬意を込めて師匠と呼ばせて頂きたいと存じます! 小説凄かったです! まずタイトルからもうカッコいいですし、 何より戦争と言う深く重いテーマに、この上ない程の表現で書いたことそれが素晴らしいと思います! 戦争の悲惨さがひしひしと伝わってきて、「……おかえり。」の所では泣きそうになりました。 今度、師匠の前作も拝見しようと思います。次回作も書いて頂けると嬉しいです!絶対見ますので、是非!
おおぉ!
お久しぶりです(知らんか) とにかくすごいです 泣けますね 本当に昔こんなんだったんですよね この国のためにがんばって来た人が.... このお話好きです 悲しくてさみしいけど、どこかあたたかいような...(←いい感じに聞こえるのは気のせい?) たくさんいいところありますね 言葉の選び方や動作など 言葉の選び方を少しでもエ夫すればいいお話になります 熊谷さんはそれもできてます(←えらそうな私) 完ぺキですわ すごいです!
こういうの待ってました!
いや…凄いですね。 うん…すごい。 ちょっと今感動してます。すみません(笑) 「戦争」という重いテーマに引けを取らない文才力、尊敬します…! うん、良かったです。とても。 少なくとも私は語彙力がなくなるほどに感動しました! ありがとうございます♪
え泣ける、、、
戦争ですね。おかえり。ってのまじ泣けます(涙)熊谷さん話作るの上手すぎません?短編小説で「戦争」をモチーフにしたの初めて見ました~とりあえず凄かったです!
戦争か
一文で分かった。間違ってたら恥ずかしいんですけど、戦争をモチーフ?にしました?スゴいですねー。
いろいろすごい(語彙力)
今回も題名からかっこいいです…… 特に、 『……いってしまったんだ。』がひらがななところと、 『最期』の漢字と、 『鉄の匂い』と、 『「………おかえり。」』が好きです。 たくさん工夫されていて良かったです。 僕の語彙力はいつまで経っても帰ってこないので、 良かったこと全てを文字に表せないんですけど、 その………好きです。 次回も楽しみにしてます……!