ただの雨宿りでも、
__いっそのこと、時間が止まってしまえばいい。 心臓がうるさい、頼むから落ち着け心臓。 相手に聞こえないか、少し心配になってしまう__聞こえるわけないが。 「いやー、雨、降ったね」 「だ、だね」 声が裏返らなかったことに感謝した。 もっと恥ずかしくなるところだった。 隣には、僕の友達であり、好きな人の菜奈がいる。 心臓がすごいドクドクしてる。頼むから一瞬だけ止まれ心臓。 「ねぇ、隼人。これ、止むかな? 観たい番組始まっちゃう…」 「それは大変だ、早く止むといいね」 嘘だ。僕は嘘をついた。 止まないで欲しい。いっそのこと、このまま時が止まってほしい。 『好き』。この言葉を言えたら、どれだけいいだろう。 もしも言えたなら、こんなに苦しい思いをしなかったのだろうか。 「__あっ、見て!」 菜奈が、店の窓の外を指さした。 「あそこ、晴れてない? 雨も弱まってるし、きっともうすぐで止むよ」 「__そっか」 あぁ、よかったと、笑顔になる君を見て、なんとも言えない思いがあった。 __止まなくてよかったのに。 「よし、もう出てもいいよね。んじゃ、ばいばい!」 「ばいばい。___また明日」 水溜まりを踏んで、遠ざかっていく君の背中。 「__また、言えなかったよ」 空は晴れておらず、まだどんよりと曇っていた。
みんなの答え
辛口の答え
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悲しき恋…
恋してる@しのぶちゃん推しです これは悲しき恋だね 見てるだけで悲しくなった だってこれだけで私涙目になったよ では
切ない……
タイトル通りに切ないぃ( ・´ー・`) でもそこが逆に良い! めっちゃこの短編小説好きです!(*'ω'*) 14歳かぁ早くなりたいっ笑 これからも頑張ってください!
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