短編小説みんなの答え:1

雨の日のふんすい

雨が降っている。 透明な、でも少し淡い虹色にも見える水滴が、東京の街におちてくる。きれいだ、と思ってしまい、自己嫌悪に陥った。だからこんなのだからクラスの奴らにいじめられるんだ。でも私は、ビニール傘越しに見える雲の切れ間から降り注ぐ太陽の光を、じっと見つめてしまう。 雨が降っている。 公園の横を通りかかる。その公園には大きなふんすいがあって、いつもは太陽の光を反射してきらきら光っている。でも今日は雨だ。水滴は銀色や水色、鋼色など次々と色を変えて光っている。幻想的だ。 ふんすいの近くに歩み寄る。ふんすいから出てくる水滴が服の袖にあたって、少し濡れた。ふんすいの中を見やる。そこはなぜか、金色に光っていた。え、と思う間もなく中に引きずり込まれた。引っ張られる感触はなく、自分から飛び込んでいく感覚に近かった。辺りは空気ではなく水なので、少し寒い。あ、空気!私は泳げない。このままではかなりまずい。でも底はないのか?と絶対痛いことを知りながらも目を片方こじ開ける。そして息をのんだ。。 そこはサンゴ礁だった。ピンクや紅、白のサンゴ礁がそこにはたくさんあって、その間を熱帯魚がゆっくりとまわっている。そして、息ができていることにも気づく。信じられないことが次々に起こるので、脳が追い付けていない。すると、サンゴ礁の先に人がいるのに気が付いた。同い年くらいの少年だ。少し長めの亜麻色の髪が、水に揺れていた。少年は優しく微笑んだ。手を差し出してくる。私も手を伸ばす。 学校という小さい世の中で、私は仲間外れになっていた。いじめられていた。でも、それだけじゃない。世界には見たことがない光景が広がっている。 初投稿のRairaです!よろしくお願いします!主人公の名前は満月(みつき)っていいます!感想送ってくれたらうれしいです!

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みんなの答え

辛口の答え

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好きです

この小説にもあるけれど、本当に『幻想的』って文がぴったりなお話でした! 色の表現がたくさんあって、すごく綺麗な風景なんだと感じます。 『世界には見たことがない光景が広がっている』という文も良いと思います。 手を伸ばしたあと、満月ちゃんと少年が手を繋げたらいいな… とても好きな小説でした!


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