光華
僕は田中 光太(たなか こうた)。 名前に「光」が入っているけど、僕の人生は闇だらけ。本当に辛いことばかりだ 物心つく前に両親は離婚。親権を持った母親は交通事故で戻らぬ人に。そして、今まで(小学6年生)育ててくれた母方の祖母が病死。祖父と2人で暮らしているけど祖父の病が悪い方向に進行中。 僕自身も友達は少なくクラスから避けられる存在。 「なんで僕ばっかり」 毎日のようにそう思う。 そんなある日だった。 いつものように下校している時、なぜか自然と家の方向ではない道へ行った。なぜだろうか。 道の途中、自動販売機に目がいった。自動販売機の下に、500円玉が落ちていたんだ。 「え?ラッキー」 さらに道を進んだ。 「おお!飛行機だ!」 普通のことに思う人もいるかもしれないが、ここは田舎。さらに空港は近くになくて飛行機が飛んでるのを見るのは珍しい光景だった。 「久しぶりに見た!嬉しい!なんか今日いいこと多いなぁ!」 さらに道を進すむと、突き当たりだった。そこには、 「一輪の黄色い美しい華」があった。 それをみた瞬間、いろいろなことの記憶が蘇った。 悪い記憶、いい記憶 「人生悪いことだらけじゃないな。」 悪い記憶だからこそ頭に残りやすい。それだけ悲しみが大きいからだ。 そして小さないい記憶は忘れることが多い。 悪いことがあれば必ずいいことがあり いいことがあれば必ず悪いこともある この世の中は、変わらないだろう。 「こんな世界も、悪くないな」
みんなの答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
華
主人公の人生初っ端からハードモードだな、と思ったら案外光も見えて良かったです。 田舎って飛行機中々通らないですよね、主人公のテンションが上がるの分かる気がします。 『花』ではなく『華』なのが、それほど美しいのを表している感じでよく考えられていると思いました。 『いい』が『良い』じゃないのも結構好きです。