苦手な奴でも 短編小説
僕は柊(しゅう)。小6。あとちょっとで中学生だ。今は休み時間で今日は雨が降っているから教室には大体の人が揃ってる。が、僕には友達がいないので読書をしながら一人不満を募らせていた。 うるさいな。本に集中できない。耳にはたくさんの音が入ってくる。男子らのゲームの話。女子のキャッキャとした笑い声。その笑い声の中心にいる奴に僕は目を向けた。 彼女は月島 芽依(つきしま めい)。僕の苦手な人。「皆で楽しく!」がモットーのクラスの中心人物で、一人が好きな僕を何かと遊びに誘ってくる。苦手。なのに六年間クラスが一緒。嫌になる。こういうのを腐れ縁っていうのか。 何でこいつと六年間も一緒なんだよ。クラス替えの度に先生を呪いたくなったな。ずっと一緒のクラスだからか彼女とたてられた噂は数えきれないくらい。あいつも僕と関わらなければ良いのにいちいち「一緒に○○しようよ!楽しいよ!」って誘ってくるんだよな。辞めてほしい。 けどもう六年か。あいつは中学受験をするらしいから中学ではおさらばだな。六年間一緒ってことはおおざっぱに言えばもう人生の半分共にしてるのか。人生の半分も。 そう考えるとふと「あいつは苦手」というのが無くなった気がした。僕の苦手意識はこれっぽっちだったのか、とちょっと馬鹿らしくもなったが、それより「苦手な奴でも人生の半分一緒にいる」ということがなんだか不思議な気持ちになった。そういや僕、あいつのことめちゃくちゃ知ってんじゃん笑 食べ物の好き嫌い、特技、趣味、好きな色、好きな映画、得意な教科、苦手な教科、好きな芸能人・・・ 全部僕と真逆だけどそれでも人生の半分も共にしてることがちょっぴり嬉しいような気がして晴れやかな気持ちになった。(が、僕の思考はチャイムによって遮られ、あいつがこっちを向いてやっぱりちょっと苦手かもと思ったのはまた別のお話) 作者です!読んでくれてありがとうございます!グダグダ文章ですが、感想もらえたらめちゃくちゃ喜びます!
みんなの答え
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考え方が好きです
『人生の半分も共にしてる』っていう柊くんの考え方が好きです。 というか、それに気づけたのも凄いと思います。 僕はクラス替えとかなかった小学校だったのに、それに気づくことが出来なかったので。 人生のこの時間の分だけ一緒、と考えると嫌いになれないというか、少し嬉しいというか。 そんな主人公の気持ちが短い小説の中でしっかりと表されていて良いと思いました!
面白い!
こんにちは(*^▽^)ノすもも♪です! 苦手な子がいる、という話の始まりから、苦手な子でも人生の半分一緒にいると考えると嬉しくなる、という流れが面白いな、と思いました。 ただ、「苦手。なのに六年間クラスが一緒。嫌になる。」という文は、言葉を切ってしまっているので、個人的に違和感を感じました。 私だったら、 「苦手、なのに六年間クラスが一緒。」 で表してもいいと思います。 何故「嫌になる。」という言葉を消したのかと言うと、「こういうのを腐れ縁っていうのか。 」の文は、腐れ縁の説明をしているので、感情は書かなくてもいいかな、と感じました。 色々偉そうに言ってすみません! ではぁ~