目立たない優等生の日常。
私は大きなため息をつく。本当、バカみたい。 遊んでるやつらに負けるなんて。 期末テストの順位は、190人中、学年4番。上にまだ3人いる。 何だかわからないけど悔しい。前回2番だったのに、誰かに追い越された。 私、平坂結乃。中1、全然目立たない優等生。 クラスで優等生と言うことは一切バレていない。 クラスでは、おとなしくて誰も話しかけてくれない。 友達も、もちろんいない。みんなは、クラスLINEを作って入ってるけど、私は入っていない。 孤独な日常。でも、騒がしい人と一緒にいても合わないし。 自分の勉強時間奪われて束縛されるし。 私は、束縛が大嫌い。だから、自分は自分だ。 もうすぐクリスマスだ。更衣室でみんなは、話し合っていた。クラスで一番陽キャの知華が明るい口調で言った。 「ねえねえ、今度みんなでマック行かない?冬休みに入ってから。」 「いいじゃん、行く行く~!!陽茉里も、行くよね?」 陽茉里は、陽キャの中で一番真面目だ。 「もちろん!そらっちも行くよね?あおちゃんも?優里も、誘わなきゃ!今、風邪で休んでるけど来たら誘ってみなくちゃ!」 真面目な陽茉里も行くの?何だか取り残された気分。 「行くよ~!!!」 「じゃあ、私が優里に伝えておこうか?」 「お願いね!」 みんなが口々にそういうのを聞いて腹が立つ。 誰も、私には誘ってくれないんだね。クラスの女子全員に誘っておいて、私と美海だけには誘わない。 仲間はずれって、こういうことなんだ。 まあ、いいけど。私は放っておいてくれれば。 実力テストが冬休み明けにあって、その勉強しなきゃいけないし。 私は足早に更衣室を出た。 すると、美海はポツンと歩いていた。私は、美海に近づいて話しかけてみる。 あまり話したことないけど。 「美海、どう思う?こういう仲間はずれって。」 「別に、何とも思わないけど。だって、時間を束縛されたくないもん。いいじゃない?私、出かけるとか嫌いだし。休日は、家でのんびりしたくない?」 意外な考えだった。 友達になれるかもしれない。私は、思いっ切り声をかけた。 「美海、友達になろうよ!」 「いいの?だって、あなたは優等生でしょ。私、勉強もあまりできないよ。話、合わないよ。」 「いいの!一緒に行こう。」 私は、美海を連れて理科室に行った。 私を見ててくれる人がいた。私を優等生として認めてくれる人がいる。 そして、ある日。休み時間、突然担任の石田先生に声をかけられた。 石田先生は、私のことを真面目キャラとして、優等生として期待してくれている。 若い女の先生でフレンドリーに接してくれて、自分の心の内を打ち明けたりも出来る存在。 石田先生がいなかったら、私はきっと、生きる希望さえもなくしていただろう。 「平坂さん、ちょっとお話いいかしら?生徒会の件について。」 え、生徒会の話?まあ、石田先生は生徒会の顧問だし、何か話あるのかな? 先生から2枚の紙を渡された。 「生徒会選挙・生徒会活動について」言う見出しだった。これは、もしかして…? 「平坂さん、成績も上位でしょ。このままいくと、将来、推薦入学も可能かもしれないの。 その時に役立つから、生徒会執行部に入ったらいいと思う。 後期、入らない?活動は、週3。土日はないから大丈夫だよ。私から、生徒会選挙に出ることを推薦します。嫌だったら、もちろん断ってもいいのよ。」 私、選ばれたの?生徒会に入れるの? 生徒会に入ってる人ってみんな人気者だから、人気者になれるの? 暗い日常に明るい光が差し込んでくるような気がした。私は、思い切って言った。 「はい、立候補します!よろしくお願いします!」 こんにちは、笑顔がモットーです! 生徒会選挙で選ばれたかどうかは、皆さんのご想像にお任せします! 長文、読んでいただきありがとうございました!
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ありがとうございます
はじめまして。 『最後のプレゼント』を書いた千月留(ちづる)です。 感想をいただけて、とても嬉しかったです。 ありがとうございます。 結乃ちゃんの心情がわかりやすく描写されていて、すぐに引き込まれてしまいました。 私も、学校では結乃ちゃんの立場に近いので、「どうなるんだろう」ってソワソワしながら読ませていただきました(笑) 美海ちゃんとお友達になれたこと、結乃ちゃんの努力を認めてくれる人がいたこと、本当によかったです。 最後には結乃ちゃんも前向きになれて、続きが気になります……。 でも、選ばれてほしいなぁ。 そう思ってしまうくらい、結乃ちゃんに感情移入しちゃってます。 楽しませてくれてありがとうございます。 「笑顔がモットー」っていうニックネームも、素敵ですね。
ちょ~いいね!
私は、結乃ちゃんが生徒会に入れたと思うな~。 目立たない優等生の視点で描かれていたのが良かった~! 素敵な小説ありがとう! 次回の作品も楽しみにしてるね! (タメ口でごめんなさい)