空は何色ですか?【恋愛短編小説】
“空って何色?”そう聞かれたら貴方はなんて答えますか? この瞳に虹色の世界を映してみたかった。 ー色のある世界に生まれたかった。 私は映光(えみ)っていう中学生。珍しい名前でしょ?色覚異常者であるママが付けたの。 『この子の瞳には光が映りますように』って。 難しい話になるけど、私はママの遺伝で、『色覚異常者』になった。わかったのは三歳のとき。『先天色覚異常』だった。 その中でも私は、1番程度の強い『異常1色型色覚』。又は全色盲。白黒にしかものが見えない。この場合、視力にも問題があるらしいけど、私の場合、幸いにも生活に支障をきたす程ではないから、みんなと同じ学校に通えている。 「おはよー映光ちゃん」 「あ、おはよ」 教室でぼんやり朝日に照らされる桜に見入っていたら、声をかけられた。 私の幼馴染みである斗真君だ。大人しくて可愛らしい男の子。 斗「桜、散っちゃってるね」 映「だね。今日、空は何色?晴れてるのかな」 斗「うーん。晴れてるけど…雲が多いかな。雲は映光ちゃんが見てるその景色を僕もみられるような色。映光ちゃんでいったら、明るい方の」 私が見えるのはすべて白黒。赤とか緑なら黒っぽく映る…あ、あのコピーして白黒になったプリントのイメージ。 だから私の明るい方は白ってこと。前にママから言われた。『映光が見てる明るい方の色は『白』っていう色なんだよ』って。 へえ、なんか斗真君と同じ色のものを見られるって、なんか嬉しい。 ーあ。 そういえば、親友の美加からこんなこと言われたんだっけ。 『斗真君に『恋色』ってどんな色?って聞いてみて!』と。 恋色…どんな色だろ…明るい方の色かな、暗い方の色かな。 まあ、昔から私に色を教えてくれる斗真君だ。国語力は抜群に伸びただろう! 映「ねえ斗真君、『恋色』って何色?」 斗「はっ!?な、な何それ」 映「いや、私が聞いてるんだけど(笑)え、斗真君も知らないの?」 斗「え、あ、いや、知ってるというか…」 映「じゃあ教えてよ!」 斗「……ある特定の人と話してると、嬉しかったり、ドキドキしたり…みたいな色!」 映「…は。え、それって私知ってるよ?斗真君と話すと嬉しいし、ドキドキする!…え?これって『恋』じゃね?え、『恋色』とも言うんだ!!」 斗「(え…じゃあ僕と映光は ryouomoi…!?)」 赤くなる斗真の頬は、映光にはわかりませんでした。
みんなの答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
オリジナリティがあって良き
すごいすごいすごーーーーーーーーーーい オリジナリティがあってすごくいいと思います!作家になれますよ?
めっちゃ良かったです♪♪
題名で気になったので読んでみたら めっちゃ良かったです!! 色が見える、わかるって普通に 過ごしてたらあたりまえだけど こういうのを読むとすごいことなん だなぁって思いました…!! 終わり方もよかったです!! これからどっちかが告白して 付き合ってほしいなぁって ちょっと妄想したり…アハハエヘヘ えみちゃん天然なんですかね笑 斗真もなんかかわいいですね´д` …とにかくいいお話をありがとう ございました…!! では`∀´/