やすらぎの森で出会った少年
私は今日もきれいな空を見上げる。 そして、そのたびに、10年前のとある出来事を思いだす。 <10年前> 私は茉莉花。田舎に住む12歳。 家の周りは田んぼに囲まれていて、おじいちゃんやおばあちゃんが畑仕事をしている。 そんな中私は、自分だけの秘密基地である、「やすらぎの森」でぼ~っとしていた。 正直、私は学校が好きじゃない。いや、学校というより、子供が嫌い。 だって、子供はうるさいし、なにか気に入らないことがあるとすぐに悪口を言うから。特に女子。 まあ、そんなこと言っても、私も所詮子供なんだけどね。 ま、とりあえず、私は一人が好きってこと。一人だと、気を遣わなくていいし。 だから私は、学校が終わると毎日この森へきている。 この森は、自然に満ち溢れている。 心地よく吹くそよ風、自然と落ち着く土のにおい、木々の間からこぼれる暖かな日の光、この森のすべてが私の疲れを癒してくれる。 都会の子は、こんなに素敵な場所に行ったことがあるのだろうか。もったいないな。 なんてことを考えながら木の上で寝っ転がっていると、遠くの方からひとつの足音が聞こえてくる。 誰だろう。 そう、特に気にも留めずに寝ていると、先程の小さな足音がどんどん近づいてきていた。 (子供かな。めんどくさいなあ。) そのころ、私の心は退屈な気持ちでいっぱいだった。 しかし。 先程の足音は止まることなくこちらの方へ向かってきた。そして、私が居るのを発見すると、立ち止まった。 次の瞬間、その足音の持ち主が、私の居る木へと登り始めた。 しかし、なかなか登れないようで、苦戦していた。 そのため、私は仕方なく手を差し伸べてやった。 すると、私の手を力強く握り、上の方へと登ってきた。 登ってきた「それ」は、鮮やかな黒髪と透き通るように白い肌をしている、同い年くらいの少年だった。 その少年は、名前を「ユキ」といった。ユキは、この世のものでは無い位の美しい顔立ちと、穏やかな目をした、優しい少年だった。 私は、ユキだけは一緒にいて疲れなかった。逆にユキと一緒にいると落ち着く。こんなことは初めてだ。 その日から毎日、私達はあの森で話すようになった。 ユキには学校が嫌なこと、子供が嫌いなことなど、みんなに言えないことを話せた。そんな時、ユキは静かに聞いていてくれた。 そして、いつの間に、私はユキに恋をしていた。 でも、その思いを伝えようとしたその日から、ユキはあの森に来なくなった。 そして、今は十年後。 ユキ、私は去年東京へ来て、保育士をしてるよ。意外でしょ。あんなに子供嫌いだったのにね。 東京に綺麗な森はないから少し寂しいけど、やすらぎの森での時間は私の宝物だよ。 ありがとう。 ーendー いかがでしたか? 長文ですみません! コメント、感想お願いします! では~!
みんなの答え
※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!
綺麗な小説…!
モノローグのみで構成された小説で、だからこそ、みかんちゃんの言葉の選び方が映えて…破茶滅茶に綺麗な小説だなぁと感じました。読んでいて清々しい気持ちになりました(笑) 長かったのかもしれないけど、それを感じさせないストーリーとテンポの良さでした!凄い!(*゚Д゚*) 素敵なお話ありがとうございました♪
うんうん(。´Δ`)
こんちわ~!何て呼べばいい?みかんちゃん! よし!みかんちゃんにしよ(勝手にゴメン…) あ~もう天才!みかんちゃんのファンです!笑 急にごめん!文章がかっこよすぎる! あ~好きだわ~みかんちゃんが((殴 ユキが森にこなくなった卜コで、うるっとした~! ユキはどこに行ったの!? 続きが気になるぅ~