一日遅れのクリスマスプレゼント【初登校】
(嘘だ…嘘だ…) 私は、思わず目を疑う。 だが、何回も確認しても変わらない。 (こんなの酷すぎるよ!) そう思ったって、何も変わりはしない。 (そんな…) 私は途方にくれた。 ショックが大きすぎて、立ち直ることも出来ない。 私は暗い気持ちのまま、学校に向かった。 通学路は、普段よりどんよりして見えた。 軽いはずのランドセルも、10キロの鉄のように思えた。 (ああ、何でこんな気持ちにならなきゃいけないのだろう) (今日は、クリスマスなのに…) そう、何を隠そう今日はクリスマスなのだ。 だからこそ、今日はテンションが高いはずなのに… (ああ、悲劇だ…) そう思いながら、学校へ向かった。 「それでは出席をとりますよー」 ああ、辛い。 ああ、悲しい。 ああ、泣きたい。 (ああ、ああ、ああ…) 「…ん?ーさん?桃川由紀さん?」 「は、はい!」 「ったく…返事は一回でして下さい!」 「す、すみません」 「もう…」 「お前、今日どうした?」 「藍樹…」 今話しているのは、川園 藍樹。 同い年で、友達。 「なんか、おかしいぞ?」 「…実はー」 「はっはっは!やべえ、腹いてぇw」 「もう、笑い事じゃないんだけど!?」 「だって、小6にもなってサンタしんじてるとかw」 「しかも、今日プレゼントが届かなくて、やっと現実みたとかw」 「プレゼント来たし!」 「なんだよ、それ?」 「…し、鹿の被り物と『サンタはいない』とかかれた母の手紙…」 「www、なんだよそれwやっばw!?」 「もう笑わないで!?」 そうだ。 端からみたら笑い事でも、此方からすると一大事なのだ。 「笑わないでよ…」 「わ、悪かったよ」 「藍樹…」 「ーじゃあさ、明日公園で待ってくれない?」 「え?」 「明日から冬休みなんだし、いいだろ?」 「…いいけど」 「じゃ、明日の14時に公園で!」 「ちょ、藍樹!?」 …行ってしまった。 (まあ、しょうがないか) 次の日、私は14時に公園についた。 (藍樹まだかな…?) しばらくすると、藍樹が来た。 「ごめん、待った?」 「大丈夫だけど、」 「良かった」 「ねえ、藍樹私になんのようで…」 「これ!」 「へ?」 「やるよ!」 藍樹の手には、小さなプレゼントがあった 「これ…」 「開けてみて」 「うん……………わあ!スノードームだ!」 なかには、スノードームが入っていた。 小さな雪だるまがいて、とても可愛い。 だけど、 「いいの、これ?」 「いいんだよ」 「でも」 「お前、昨日すっごい悲しんでたろ?」 「それに、俺はお前の笑顔が見れてじゅーぶん!」 「藍樹…ありがとう!」 「おう!」 次の日から、私のベットの横には小さなスノードームが飾っていた。 《 END 》
みんなの答え
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主人公いいな!
優しい友達のいる主人公が羨ましいです。 面白い小説ですね! あと、タイトル、「初登校」じゃなくて「初投稿」ですよ! では!
由紀ちゃん、メリークリスマス!!
私はこんな風に書けないので 参考になります!! 藍樹くんと、由紀ちゃんの二人の字に 最後「き」がつくのは何かの 運命…? では!またお逢いできたら幸いです♪
好き
由紀ちゃんへの母からのプレゼントの中身で笑いました。 センスを感じる…… 二人の名前に『桃』『藍』と、色の名が入っているのも素敵だと思いました。 あと、バリバリ恋愛もの!みたいな感じじゃなくて、 ほのぼのふわふわしてる感じも凄く好きです。 二人ともかわいいなって感じました。 とても良かったです。
素敵!
夢見たいなお話ですね! こんな男子友達がほしいなぁ~。 あ、すみませんっ!独り言です。 これからも短文小説書いてくださいね!
面白いです!
こんにちは。みなみんです! 最初の由紀ちゃんの心情から、よほど悲しいことがあったのだろうと思いましたが、意外にサンタさんの話でとても面白かったです(笑) 実は私もサンタさん信じてたんですよ…小5くらいまで。特にショックは受けなかったですけどね。 藍樹くんのプレゼントがスノードームってところが、とても素敵だと思いました。 次回も頑張って下さいね!