完璧な人間とは....
私は華夏(かな)。中学2年生。 私は、完璧な人間を演じてきた。 いろんな人と仲良くして、みんなに優しく振る舞った。 積極的に声をかけて、どんなこともやってあげた。 だから、「すっごい優しい子」って言われたし、「いっぱい声をかけてくれる」って言われたりする。しかも「お願いしたらなんでもやってくれるすごい子」とも言われている。 学校では、学級委員などのリーダー仕事をいっぱいした。そしたら、「すごい責任感のある子」って認められた。 家族の前では、お手伝いをいっぱいいて、言うことをなんでも聞いて、親の期待に応えて、いい子を演じた。親からは「急にお利口さんになったよね。」と褒められた。 部活にも一生懸命取り組んで、先輩にはすごくいい人を演じ、後輩には、優しい先輩を演じた。だからみんなに「すごい頑張ってるね」と言われた。 流行にも必死についていこうとして、ファッション雑誌や流行サイトなどをチェックした。おかげで、ファッションに詳しくなったし、流行の話にもついていけるようになり、「さすが華夏だね~やっぱり今どき女子~」とまで言われるようになった。 男子からもモテるようになった。知らないうちに。それで、何回も告白された。そして、彼氏もできた。 おしゃれにも気を使うようになり、今どきのファッションとか組み合わせ方とかもいっぱい勉強した。 私は、理想の完璧な人を演じていた。 勉強も沢山して、天才を目指してきた。 それは、間違っていたんだ。 どれだけ完璧な人を演じても、自分の精神が壊れていくだけだった。 完璧な人を演じてできた友達とは、なぜか気が合わない。 何か違和感を感じるんだ。 学級委員を務めたりして、みんなに認められたけど、私はなぜか納得できない。 親にいい子を演じてきたけど、何かの感情が私の心にひびを入れている感覚になる。 部活にも一生懸命取り組んだし、本当の自分を押し殺してまでいい人を演じたけど、もう私の精神は限界に近かった。 流行にもついていこうとして、いろいろ調べたけど、疲れた。 彼氏ができたけど、その人といても楽しくない。 勉強も倒れるまでやって、天才を目指したけど、私には無理だ。 私は偽の自分を演じていた。 いろんな人から好かれるし、褒めてもらえた。 だけど、自分の精神は限界。 自分を大切にすることが大事なんだ。 自分のために、自分のありのままの姿でいる。 そっちの方が良いはずだった。 私は間違っていた。 自分の感情を押し殺してまで、偽の自分を演じ、みんなの理想の完璧な人になろうとした。 なればなるほど、みんなに褒められた。 それは確かだった。 だけど、自分の本当の性格を失ってしまった。 本当の自分とは、なんだったんだろうか....。 本当の友達関係とは、恋愛関係とは、家族関係とは....。 自分を偽にすれば、友達関係も恋愛関係も家族関係も人間関係も、全部偽の関係になってしまうんじゃないか。 私は気づいた。 こんにちは。作者のキッズ短編小説家です!今回は、偽の自分を演じている主人公の気持ちの変化を書きました。感想、感じたことなど教えてください。
みんなの答え
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すっごくよかったです!!
完璧人間を演じることというのは、自身にウソをつくことなんだ…と思いました。 最近友達から冷たくされる?っていうか_なので、 みんなからの好意をとるか、自身のごえいをとるか_考えさせられました。
努力って大変だよね
誰にとっても「良い人」であるって、すごく大変だよなぁと改めて思いました。難しいテーマだと思いますが、難しい言葉を使わずに、簡単な言葉で分かりやすく書けているのがすごいなぁと思いました! 気になったことを一つだけ。 文が多いからか、少しだけ読むのが大変かな?と感じたので…文を減らして簡潔にするか、適度に改行したり、空白を入れたりしたらどうかなと思いました!偉そうにすみません|ω・`) 面白かったです!ありがとうございました♪
素敵な小説、ありがとうございます
まず、最後まで描き切れており、素晴らしいと思います。私もそういう経験がありましたが、すごく心に刺さりました。たった二千字あまりの制限の中できちんと内容も主人公がどれほど苦しみや孤独、虚しさ、後悔を感じていたかが深く伝わります。 少し気になったのが、「~した」「~だった」という書き方が何度も連続したりなどが目立っていて、読んでいてダレちゃう人がいるかもしれないのです。一言で言うと、少し説明文のようだな、と思ってしまいました。すみません。時々体言止めを利用すると、読んでいる時に新鮮で良いと思います。乱用しすぎも注意ですが……。 けれど、主人公の華夏の心情がすごく伝わります。何だかこんな言い方は小っ恥ずかしいですが、文に底知れない力とか感情が伝わってきますね。華夏が自分を解放して自分らしい自分を受け止める物語があったら、と思わず想像しちゃいます。 個人的に、「何かの感情が私の心にひびを入れている感覚」という文がすごく素敵だな、と思いました。