短編小説みんなの答え:2

夏の君と冬の僕

君はまるで夏みたいだ。 いつも二コ二コ笑っていて。 みんなに優しくて。 僕が手袋をなくしたとき、休み時間になるたび、探してくれたこともあったね。 いつの間にか、僕は君を目で追うようになってて。 始めはなんでか分からなかったけど、そのうち、これが「恋」だと分かったんだ。 ……でも、僕は冬だ。 必要最低限の言葉しかしゃべらない。 誰かを助けたり、優しくしたこともない。 笑ったりすることも、泣くことも、怒ることも、喜ぶこともない。 無理だと分かっていたけど。 それでも少し期待していたんだ。 あの日まで。 君が、他校の男とうでを組んで楽しそうに歩いてて。 後で彼氏だと分かったんだ。 僕はその曰、人生で初めて泣いた。 生まれたときですらほとんど泣かなかった僕は、泣いた。 つらいってこういうことなんだな。 なら僕は、気付きたくなんてなかったよ…… 夏と冬が、決して一緒に来ることがないように、 夏の君と、冬の僕は、一緒にはなれない。 君は夏 たとえどんなに 願っても 冬の僕とは 巡り合えない

みんなの答え

辛口の答え

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素敵なお話でした!

はじめまして! チョコレートさん! 凄い、切ないです…。 泣いた ところがやっぱり可哀想だなと おもいました。 プロかと思っちゃいましたっ!


対比が好き

夏と冬という対極の関係を当てはめているのがすごく好きです。 暖かい春、ではなく、『僕』からみて眩しくもあったから夏としたのかな、と思いました。 結局恋は叶わなかったけど、その切なさの表現も良いと思いました。


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