相思相愛~僕は君を思って、私はあなたを思って~
「その時、私は幸せとはいつもすぐ近くにあるものなんだなと実感した。」 私は、いつものように暖房によって温まられた部屋でひとり寂しく本を読んでいた。 今日の本は、中学校に入学したての頃におばあちゃんが買ってくれた「ホットコーヒー」という寒い冬にぴったりな本だ。私は、この本の主人公に自分を当てはめて読んでしまっていた。そして、いつしか眠ってしまった。 青い空に輝く太陽。近くの木々ではセミがうるさいほどに鳴いている・・・・・・。今の寒い冬とは正反対の夏だ。そんな中、私は自分の学校の教室にいた。私の前には私が小学校の頃からずっと片思いし続けていた優紀がいる。優紀とは、小学校3年生の頃からずっと一緒だ。私の小学校はクラス替えというものがなかった。そのため、3年生の時に転校してきた優紀とはずっと一緒のクラスなのだ。 二人は太陽の光が差し込む教室でお互いに無言でただただ見つめあっていた。「なぜ、何もしゃべらないのだろう・・・・・・?」私は、疑問に思ったが、二人で一緒にいるだけで、何も話さなくても私は幸せだった。が、しかし、私のささやかな幸せにもすぐに終わりがきた。ガラッと教室の扉が開いたと思えば、そこには優紀の部活の顧問が怒りの形相をあらわにして立っていた。優紀は部活を抜け出してここに来ていたようだ。そして、「おい、お前ら何やってるんだ?優紀、ちょっとこい・・・・・・」顧問が大きな声を張り上げて怒鳴った。その顧問が放った言葉で二人の空間が壊され、私の幸せな時間も強制終了させられた。私が「ああ、今から説教を食らうんだ・・・・・・。」と覚悟を決めたその時、優紀が私の手を取り顧問と扉の間をすり抜け走り出した。「俺についてきて!」といい廊下を全力で走り抜けていく二人。すごい速さだ。「待って、どこへ行くつもりなの!?」私が聞くと優紀は「とにかく遠い所へ!!」と答えながら走った。私も引っ張られながら着いていった。 物陰に隠れていると優紀は「さっき俺、お前に言わなきゃいけないことがあったんだ!」私は少し期待した。「俺、お前のことが・・・・・。」「おい、お前らこっちにこい。」捕まった。ああ、もう終わりだ。怒られる。キレるまで3・2・1・・・・・・。 スマホの震えている。電話だ。まだ眠い目をこすりながら画面を見ると優紀からだった。「もしもし・・・・・?」「あ、もしもし?今暇?」「まぁ。」「じゃあ、ちょっと部屋の窓開けてくんない?直接言うと恥ずかしいから。」 「何言ってんだろう。」と思ったが、優紀が言ったとおりに窓を開けると、外には優紀がいた。そして優紀は私の部屋に向かって紙飛行機を飛ばしてきた。その紙飛行機は私の部屋に不時着した。「何これ?」と言おうとした瞬間、紙飛行機の翼に何か文字が書いてあることに気づいた。そこには美しく整った文字で「I Love You」と書いてあった。 「その時、私は幸せとはいつも近くにあるものなんだなと実感した。」 【あとがき】 読んでいただきありがとうございます!いかがだったでしょうか?短編小説とのことで内容はやや薄目ですが自分なりには良い作品ではないかなと思っています。(お?自画自賛かぁ?←そういう訳じゃないケドネ・・・・・・。)また、この後の展開はご想像にお任せすることとします。 読んでいて「あれっ?」って思って方もいるかのしれません。今回、この物語の主人公には「名前がありません!」(おい、まさかの手抜き作品か?!←手抜き作品じゃありませんっ!)ずっと、「私」って言ってるんです。でも、それにはちゃんとした理由があります。それは、“ストーリーに自分が感情移入しやすくなる”かなと思って設定していません。「名前あったほうが良かった・・・・・・。」ってい人、ごめんなさい。
みんなの答え
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じょうず
じょうずですね、またみるね!
流石すぎ
ちょっと精神おかしくなってる私からすると、最高ですわぁ。。 きゅんきゅんきゅきゅきゅーん!! 誰かさんもそうだといいんだがなーっ ねっ!
すごっ
表現力が素晴らしいです。めっちゃ良い小説でした!尊敬します!!
世界観がすごい
まるで自分が「私」になっているのかのような気がして、凄く共感できました。 あと、たまらなくキュンキュンした!。
青春とはこのことか…
これがアオハル… ワイには遠い存在…(聞いてな) 物語はすごい良かった!The、青春! 先生すり抜けて走るとことか最高ですな、 強いて言うならちょっと読みづらいかな…? もうちょい改行してもいいかも!
いいね!
こんばんは! 一言にまとめます。 滅茶苦茶(めちゃくちゃ)キュンキュンした!続きも書いてねー。
うぉぉぉぉ!!
めちゃくちゃキュンキュンしました!