短編小説みんなの答え:2

お寺の地縛霊

バタバタと賑やかなお寺。 慌てているお坊さん。 毎年恒例のこの景色は、ひそかに一年で一番好きな景色だったりする。 ん?私は誰かって? 私はお寺にすむ地縛霊。 お寺に地縛霊なんて大丈夫かと思う人もいるかもしれない。 けど、やめられないのだ。 何故かって? ここには、私の初恋の人が働いているから。 人間のころからずっと片想いしてる人で、とてもカッコいい。 え?なに?初恋の人が気になるって? だーめ!あなたたちが恋のライバルになったら、大変だもの! ………けど、まあ、少しだけなら話していい、かな。 _そう、あれは十年前、中学生のころの私の話。 私は、二学年上の先輩に初恋をしたの。 その時私は中三で、合格祈願のお守りを買おうとしたの。 そのとき、お寺でアルバイトしていた先輩にあって、一目惚れ。 どうしても仲良くなりたくて、放課後はお寺に毎日いって、 先輩に話し掛けて、メアド交換したりもした。 がらじゃないのに恋守りも買ったりしたの。ふふふっ。 で、ある時私は決心した。 大晦日に、お寺で先輩に告白しようと。 けど、大晦日に行く途中に、事故にあって死んじゃったんだよね… それでも諦めきれなくて、今でもこうして地縛霊として先輩を見守ってる。 …けど、そんな生活ももう終わり。 今年の大晦日に、私は強制で天界に行くことになる。 あ~あ、結局告白できずに終わっちゃったな。 『先輩、好きです』 …なーんて、今告白しても意味ないか。 どうせ私の声なんて聞こえない… 「…黒須?」 先輩……!?何で私の名前…… 「あっれー、黒須がいた気がするんだけど…」 _そっか、先輩は全部分かっちゃうのか! 昔も、今も… 『ありがとね、先輩!』 最後の思い出を、ありがとう。 大好きでした。先輩。 《 END 》

みんなの答え

辛口の答え

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先輩…!

シンプルなのにちゃんとストーリーがあって、しかも設定とキャラが良いなって思いました! こうだったのかなーとか妄想しちゃって、読んでて楽しかったです! 先輩も主人公のこと気にかけててくれてんかなぁ…と、嬉しいような悔しいような。来世で結ばれることを祈って( > <。) 素敵なお話ありがとうございました♪


お寺

地縛霊になるほど、先輩のことが好きだったんだなっていうのがすごく伝わる小説でした。 先輩に『私』のことは見えないと思っていたけれど、 最後の告白が届いたみたいで良かったなと感じました!


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