幸せは近くに。
俺は加賀谷司。高校2年生。 生まれつき人の幸せを壊す能力がある。 自分の嫌いな人ならまだしも、 自分を大切に思ってくれる人の 幸せも自分の意志に関わらず 壊してしまうので、周りの人は 俺から離れていった。 そのせいでうちの母は早くに病死して、 父は酒に酔ってしまった。 今は直接的に関わらない祖父から 金銭的な面を支えてもらい、 一人暮らしをしている。 「お前がいるだけで不幸になるんだ!」 父は俺によくそう叫んだ。 幸せを壊すボーダーラインは俺が その人と関わることで感情を抱くか。 だから俺は何も感じなくなった。 そんなつまらない人生のある日だった。 体育の授業を終え、帰ろうとしたとき 視界がぐらりと歪んだ。え…? 何か騒がしい…?いや、静か? 「大丈夫?加賀谷君?」 目が覚めると保健室のベッドにいた。 目の前には学級委員で美少女の 花籠雫が座っていた。かっ、可愛い! 「あなた、倒れたの。覚えてる?」 でも駄目だ。関わりたくない。 人気者の彼女に関わったら、 病気にさせてしまうかもしれない。 心を傷つけてしまうかもしれない。 さっと黙ってベッドから出ようとする。 すると花籠さんは俺を手で制止した。 「これ、お水。お腹は?空いた?」 …いい人過ぎる。優しすぎる。だから 「もうこれ以上関わらないでくれ!」 はっ!しまった。言っちゃった…。 「…疲れてるのに、ごめんね。 ここに飲み物、置いていくから。」 にこりと花籠さんが笑って去っていく。 少し寂しそうな傷ついたような。 でも優しい笑顔。ドキッ。 あ、ああ、そうか。俺は─ 花籠さんを小走りで追いかける。 花籠さんは歩いてい…って、 「花籠さん、危ない!」 つまづきかけた花籠さんを支える。 抱きしめるような形になっていたので 慌てて、でもそっと離す。 驚いたように花籠さんは振り返った。 「あ、ありがとう。転ぶとこだった。」 花籠さんは照れたようにうつむいた。 「お、俺も…ありがとう。 あと…さっきはごめん。 キツいこと言って。」 何故か顔が赤くなってしまう。 でも彼女はまたにっこりと笑って、 「お、お大事にね。」 と言った。 俺は人の優しさに ずっと触れていなかったんだ。 心が氷のように冷たくて悲しかったけど 花籠さんのお陰で少し溶けた気がする。 いや、この呪いが“解けた”のかな。 それに俺は花籠さんに対して、 何か今までとは 違う感情を抱いた気がする。 そのせいか、花籠さんと 目がよく合うようになったような… これが何かはまだ分からないけど─ これから少しずつでいいから 色んな人と話して、仲良くなりたい。 冷たい心を溶かせるようにしたいな。 ────────────────── こんにちは!もふもふのもふのすけデス お話かくのは好きですが 上手ではないです。 でも読んでくださって嬉しいです。 ありがとうございます。 このお話を読んで、少しでも 前を向ける人が増えると嬉しいです。 感想、よろしくお願いします。
みんなの答え
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先が気になる!
能力はしょうがないし、その少年、優しいなぁ!うん、以上!年下タメ口失礼
最高でした!
はい!どうも!ICHIです! このお話最高すぎます! 最後の冷たい心を解かせるようにしたいって終わり方、 感動です! また素敵なお話、書いてくださいね♪ 次の機会に会いましょう!
文章の綴り方が上手だと思う!
途中まで実話かと思いました!(汗) 面白い! 続きが気になるんですが?! いいなぁ、文章上手い人、、、
素敵なお話^^
こんにちは。最後まで読ませて頂きました。私は最近嫌な事があって、泣いていたんですけど、このお話を読んで、なんか心がスーっとして笑顔になり、これからも頑張ろう!と思いました。そして、同じく辛いことがあった友達に見せたら、同じように笑顔になって「素敵なお話だね」と言っていました。上から目線ですが、もふもふのもふのすけさんのお話は人を笑顔にさせるな。と思いました!これからも頑張ってください!!