光る鱗粉
いつも通りの道、いつも通りの寄り道。毎回毎回同じことの繰り返しの日々。そんな毎日に一筋の光が差し込んできた、、、 なぜだかわからない。いま振り返っても分からないがもしかしたらこれは運命だったのかもしれない。 俺はいつも通りの帰り道の途中、なぜか寄り道をしたくなった。足を進めた先はカフェ。いつもはこんなところ入る気もわかないのに、、、とりあえず飲み物を頼み、席に着く。ひとまずレポートでも仕上げようとパソコンを広げる。いつもなら家で細々とやるのに。そんなとき、隣の席の女の子が目に入った。いかにも「光」って感じで自分とは真反対の雰囲気だった。脳というのは思ってる以上に単純なのに複雑なものなのかもしれない。わざわざ入ってきたカフェで絶対に関われない、手が届かないような人間に惹かれてしまう。ただ、自分でもそれを認めたくないし、第一認めるような人間も周りにはいない。ただその瞬間、脳でなにかシナプスが繋がったような気がした。 毎日毎日学校に通う日々、そしてコマを入れていない時間はスマホ。こんな毎日にたった一筋の「輝き」が舞い込んできた。まさかまた会うなんて思ってもなかった。ただただそのひとつの願いとか希望とかその類として考えていた。でもその瞬間悟った。その「輝き」の周辺にはたくさんの人がいる。それに対して自分は1人でコンビニに向かって足を進めようとしている。 次の週、夏休み前のこと。もう夏休みで忘れようと思っていた時、休憩時間にふと声をかけられた。 「なんで毎回こっち見てるの?もしかしてこのペン?オシャレだよね~ってあれ?!」 なにが起こったかわからなくて一瞬パニックになった。まさか声をかけられるなんて、、、 その翌日からそのペンを必死に探し続けた。あった!次の日からそのペンを使い始めた。いままで筆箱が真っ黒だった自分にとって新鮮でもあり申し訳なさも感じた。そのとき目が合ったのを感じた。気づいてくれたんだなと喜んだ。 そんな関係からすこし仲良くなってからかなり経つ。もうそろそろ卒業。留年せずにお互い来れた。でもずっと頭に思い浮かばなかった大切なことがあった。それはあの子が地元なのか遠くから来ているのかだ。わざわざ今になって聞くなんて愚かだと思い、そこには恥ずかしさが大半を占めていたが半ば諦めて卒業した。やっぱり推測通り全くその子を見かけることは無くなった。 就職先で異動が決まった。その時になってふと頭に思い浮かんだ。またどこかで会えるかな、、、と。 引越し先に荷物が移動し終わり、散歩がてら地形把握でもしようと歩いていると、視界になにか一輪の「華」が咲いたのがわかった。雰囲気も全く違うが確実にわかった。その瞬間、手を思いっきり振った。あっちも気づき、一瞬「誰?」というような表情をしたがその時のペンを取り出して見せると手を振り返してくれた。 あのいろんなことの時にいつも傍にいたペンを今度はオソロでってことで買いに来た。もちろん隣は空いてない。なぜならいつも傍に今度は人がいてくれるから。その瞬間空を飛ぶ蝶の鱗粉が朝の光に反射した。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 自分で書いてて恥ずかしくなりました。初めてのだったので汗 10分クオリティなんで許してください、、、 by.名無し
みんなの答え
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10分で書かれたんですか?凄すぎです!
はい!どうも!ICHIです! ...10分で書かれた小説だとは思えません! まず、言葉が美しいです!題名だけで飛んできました! そしてささやかな出来事の場面。その中で生まれた恋ですかね... 私はこういうの大好きです! また小説書いてください! それでは、またの機会に会いましょう!
ペン
そのペンが相手を思い出すきっかけになる、というところが好きです。 女の子が主人公くんのことを覚えていてくれて良かったなと思いました。 最後の文と題名がリンク(?)しているのもとてもいいと思います。