短編小説みんなの答え:1

いつもの風景の変化

青く、大きな湖が凪いでいる。私の側には白くて立派な木が一本立っていた。その木で遊ぶようにして風が楽しげに舞っている。 風が私の髪をふわりと持ち上げた。それにつられて湖にも波が生まれる。木はそよそよと揺れて葉を落としてゆく。 春。夏。秋。冬。どの季節を切り取っても眼下に広がる世界は言葉に表し難いほど、ただひたすらに美しかった。 春は楽しげな鳥が遊び、夏は蝉達の大合唱が響き渡り、秋は美しい橙色の絵の具で塗られた葉が美しく、冬はただひたすらに雪が降っていた。 その中でも私はひときわ目立っていたこの湖が大好きだった。この湖は色々な表情を見せてくれた。美しく凪いでいる時、波が激しい時、夕焼けを映し出している時、夏の夜空を切り取っている時……。 だから、ただひたすらに悲しいのだ。 人間の塵によって汚れていくこの湖が。全ての人間が塵を捨てているわけではないのは知っている。けれど、どれだけ環境問題を改善しようと清掃活動をしてくれている人がいても平気で塵を捨ててゆく人もいる。 眼下に広がる世界が急速に「今」の風景になってきた。 この湖だけではない。 白くて立派だった木は前のように美しい紅葉を見せなくなったし、遊ぶようにして舞っていた風は前のように私の髪をふわりと持ち上げることはなくなった。勿論、悪いのは人間だけではない。だけど、大体の原因は人間だ。 塵を平気で捨てて行き、木を沢山切り捨て、風に沢山の汚物が混ざるようになったのも元はと言えば人間のせいなのだ。 嗚呼、これ以上傷つけないでと瑠璃色の地球が悲鳴を上げている。最早、瑠璃色ではなくなってきたが。 私はノートに日記を書いた。 「20xx年○月○日 人間は地球を去った。月への移住を完了した。」

みんなの答え

辛口の答え

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うわぁー深い…!

こんにちは! よませていただいたんですが、 すごく深いなぁと思いました。 ていうか小説かくのうまいですね! 言葉の選び方とか話の流れとか! 人間が地球を去る日がこないで ほしいと思うし、そのためにも 一人一人が気をつけていかないと いけないし…。 などと、深く考えてさせられる 話で、とてもよかったですー!! では`∀´/


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