短編小説みんなの答え:10

# 好きだと思えた笑顔

「都倉くんが好きです!私と付き合って下さいっ」 目の前にいる女子は、同じ学校の生徒だ。制服を着ているからわかるだけで、学年はわからない。入学式から数日しか経っておらず、クラスにいる女子なのかもわからない。 え、何で俺? 「えーと……」 思いっきり戸惑った。 彼女はやっと顔をあげる。その瞬間、彼女が誰なのか、そのことに関する記憶がよみがえった。 彼女は──この高校の入学式の日に出会った子だ。 あの日、俺は急いでいた。 「やべっ、ギリギリだ」 入学式だというのに寝坊。その上この制服も着なれておらず、持ち物も慌てて用意したため、この状態だ。常に夜型の自分を、こういうときだけ恨む。 もう式が始まる時間だった。案の定、靴箱には誰もいない。体育館に急ごうと周りを見回していると、予想していなかった事態が起こる。 ドン! 「きゃっ」 「うぉっ」 見知らぬ女子とぶつかったのだ。多分、同じ新入生だ。 「大丈夫ですか……」 と声をかけたときには、彼女は床に倒れていた。 えっ、そんなに痛かった?疑問も浮かぶが、彼女がとてもしんどそうに目をつむっていたので、思考停止。落ち着け、俺。 恐る恐る彼女の額に手を当てた。想像していなかった熱さ。なるほど、保健室に行こうとしていたのか。 「えっ、どうやって連れていこう……」 保健室まで行きたいのはやまやまだが、俺に運べるのだろうか? 「よいしょ……うわあっ!?」 とりあえず背負ってみたが、こういうことをするのは初めてだ。身体にかかる重さが想像以上のものだった。 「うっ……こうなったら……」 避けようとしていたが、結局はこの方法で運ぶことになってしまった。 横抱き──つまりお姫様抱っこ。 誰もいないのはわかっているが、保健室まで運ぶのはかなりの注意が必要だった。というか、恥ずかしい! 「あら、あなた新入生!?入学式は大丈夫……?」 保健の先生は、最初にそう言った。それよりも彼女を気にかけてくれよ、と心の中で思いながら、ベッドまで運ぶ。 「私、あなたたちのこと連絡してくるわね。あなた、名前は?」 「都倉隼です」 とくらはやとくんね、とつぶやく。 「そっちの女の子は……名前わかる?」 「いえ。でも、かばんに名前が……」 高野瀬あみ。美しい文字でそう書いてあった。 「高野瀬あみさんです」 たかのせあみ。普通の名前のはずなのに、忘れがたかったことを覚えている。 「あら、あなたたち2人とも1年4組ね。クラスメイトだったのね」 同じクラスだったのか───。 何だか縁を感じる。 「じゃ、あなたはここで待ってて」 先生が行ってしまうと、すーっと彼女の寝息が聞こえてきた。 女子の寝顔を見つめるのは初めてで、見いってしまう。 「やべ。俺、見つめすぎ……」 理性。理性を保て、俺! 重症だ。いつから女子好きになったんだよ、俺。ただの変態じゃんか。 すると、彼女が夢の中で笑った。 可愛い……。 「──好き───……」 「っ!?」 寝言なのに、俺に言っているわけじゃないのに、ドキッとしてしまった。さっきより寝顔が可愛く見える。 って、ダメだって! 「高野瀬あみ、ね……」 忘れられないなあ、って思った。 彼女の笑顔が、すごく好きだったから──。 「都倉くんが好きです!私と付き合って下さいっ」 彼女は……高野瀬さんは、俺があの日のヤツだって、知っているのだろうか。 というか、告白してくる相手も相手なため、思考回路はショート寸前。 「あの……と、都倉くん?」 背の低い彼女が、俺を下から見上げてくる。 ──彼女の、ふわっとした笑顔を思い出した。 「いいよ」 自分でも、何でOKしたのかわからなかった。ただ、彼女のあの笑顔を思い出しただけなのに。可愛い、と思った……。 「えっ、い、いいの!?」 「うん」 これから、高野瀬さんを知っていきたい。彼女の1番近くのポジションに立って、好きになっていきたいんだ。 彼女は、またあの笑顔になった。 「あのね、思い出したの。入学式の日、私を運んでくれたのって都倉くんでしょ?顔はうっすら覚えてて」 「そうだったの?」 「うん。やっぱり、都倉くんが私の王子様だったんだね」 お、王子様……。 自分に似合わなすぎる言葉に、ふはっと笑う。 たった1分でも、いや1秒でも彼女を見れば、好きになってしまう。 そんな不思議な女の子。 今日も俺の隣にいるのは、高野瀬あみ。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんにちは。みなみんです! 初めて男の子目線の小説書きました…! だけどあまり面白い部分ないかもしれません…最後が展開はやいと思った人、ごめんなさい。 こんな小説でもコメントいただけたら嬉しいです! では!

みんなの答え

辛口の答え

※きびしいコメントを見たくない人は
「見ない」をおすと表示されなくなるよ!

な、なんでそんな神なの、、?

こんにちは! 一言でゆうと、神。 いいよー!!!これ男の子目線で書くのホントに初めてー?ホンットに凄い!


すっご^_^

すっご!!!!!


すごい良い!

すごい、青春感を出せている気がします!


いいですね!!!!!すごい!!

はじめまして!みなみんさん。 すごいですねっ! 私は恋愛小説ダメダメすぎるんで…。 アドバイスがほしいです。 何か奇跡感がありました! 素晴らしいです。 短編小説終わってしまったんですよね。 私はまたやって欲しいんです! 寂しい感じします。 主人公にフリガナが あってすごい読みやすかったです! 男子視点上手ですね!


あの、、

こんにちはらるんです。作者さんって、まなみんさんって、、天才ですね!恋愛小説、元々好きだったのですが、こんなに素敵なのは初めてです!書いてくれてありがとうございます。


すごい

恋愛漫画好きなんですが、凄すぎ! 天才


え、筆者さんは天才ですか?

やば、感動。 泣きそう。 こーゆー恋愛小説めっちゃ好き! もっと書いて下さい! あ、もう期間過ぎてるか


キャー!

こういう学生の恋愛系、好きです!。 なんか、めっちゃドキドキするんですよねー。 私だけかな?


絶対主人公イケメン((偏見

どうも、ゆにと申します(*´ω`*) あけおめです! 最初から最後まで、主人公の思考が完全に"恋愛慣れしてない男子"でドタイプでした(*´`) なんか大人気漫画の小説版読んでる気分で、凄く良かったです♪ そして主人公絶対イケメンですよね((ど偏見 素敵なお話をありがとうございました♪ではー。


良かったー!

こんにちは。太鳳です! めっちゃ少女漫画読んでるみたいな気持ちになりました! 絶対こんなことない。って分かってても期待しちゃうような!めっちゃキュンキュンしました! 男の子も女の子もピュアで優しそうで微笑ましかったです! ありがとうございました!


110を表示

他の相談も見る

ランキングページへ

相談に答える

相談の答えを書くときのルール

【「相談する」「相談に答える(回答する)」ときのルール】をかならず読んでから、ルールを守って投稿してください。
ニックネーム必須

※3〜20文字で入力してね

※フルネーム(名字・名前の両方)が書かれた投稿は紹介できません


せいべつ必須

ねんれい必須
さい

※投稿できるのは5〜19さいです


都道府県必須

アイコン必須

答えのタイトル必須

※30文字以内


じこしょうかい

※140文字以内

※自分の本当の名前、住所などの個人情報(こじんじょうほう)は書かないでね


ないよう必須

※500文字以内


辛口

※ないようがきびしいコメントの場合はチェックをつけてね!


ひみつのあいことばを設定してね

他の人にわからないように、自分しか知らないしつもんと答えを入力してね。

※ひみつのあいことばは忘れないようにしてください

※自分が選んだしつもんや答えが他の人に見えることはありません

ひみつのあいことば①必須

※使える文字: ひらがな・カタカナ・半角英数字

※半角カタカナ、全角英数字が使えないよ

※2〜20文字で入力してね

ひみつのあいことば②必須

※使える文字: ひらがな・カタカナ・半角英数字

※半角カタカナ、全角英数字が使えないよ

※2〜20文字で入力してね

※みんなで使うスマホ・パソコンではチェックしないでね

※毎日キズなんに来ていると、ずっと自動で入力されるよ。くわしくはコチラ