江戸に行ってしまいました。
問一。ここはどこでしょう? 答え。分かりません。推測では江戸時代かと。 問二。ここから現代へ戻る術はありますか? 答え。あるかもしれませんが、それが何かは分かりません。家に帰った瞬間、突然、ここに来てしまったので。 問三。衣食住は保障されますか? 答え。行動してみないことには分かりません。携帯小説などでは保障されることになりますが、そんなにうまくいくはずがないので。言葉も通じるかどうか分かりませんし。 問四。ここは江戸時代のどこですか? 答え。風景や言葉を聞く限り、関西辺りかと。 問五。江戸時代に詳しいですか? 答え。それなりに詳しいと思います。 私は自問自答を終えると、木陰から立ち上がった。 携帯電話をスカートのポケットから出すと、表示は圏外だった。 とにかく、服をどうにかしよう。 この時代にこの服じゃ目立つ。私は徳川慶喜や土方歳三じゃない。 うーんと、自分と体格が似てる女の人から着物を盗むか。髪型はその後だ。髪を切る前で良かった。 現代のお金はこの時代じゃ通用しないし。 でも、人の道理に背くようなことはしたくないんだよな。この時代なら盗賊とか当たり前なのかもしれないけど。戦国時代は殺人が当たり前だっただろうし。 私に気づいた男の人がこちらに歩いてきた。 私は男の人に突進し、体育で習った柔道の技で組み敷いた。 携帯電話の充電器で両手を縛り、お金を探す。 お金が見つかると、私はその人を解放した。 男の人は真っ青になりながら走っていった。 着物の着方は分かっていた。家が呉服屋をやっていて、幼い頃から着物の着付けについて教わっていた。 周りの人からの視線を集めながら、男の人から奪ったお金で着物と草履を買って、着替えようと最初にいた木陰に戻ったその瞬間、私は白い物に包まれた。 私は玄関の前に立っていた。 下を見ると、砂ではなくコンクリートの上に靴が乗っていた。 良かった、現代に戻ってきた。 ほっとして、私は靴を脱いだ。 右手には着物、左手には草履。 どうやってお母さんとお父さんに説明しようかと思いながら私はリビングに行った。 「おかえり、竹乃(たけの)。その着物と草履はどうしたの?」 お母さんがそう言った。
みんなの答え
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HOWAHOWA()
個人的に初めの方の自問自答シーンが好きです! 「竹乃」って名前も江戸時代にありそう…w
たけのん強いな!
たけのんきっと、自問自答してる間、自分落ち着かせてたんだろうな。いやあ、すごい!
すごく面白かったです!
初めの文から、とても落ち着いているのがすごいなと思います。 私だったら絶対にパニックですから。 まさか体育で習った柔道で目の前の男の人からお金を奪うとは…