セカイノオワリ
ここ最近、おかしな夢を見るようになった。 視点主が銃と剣を持って戦っている夢。 銃剣では無い。 片手に剣、片手に銃を持って戦っているのだ。 視点主は何者かに捕らわれ、拷問される。ちなみに、拷問していた人はイケメンだった。拷問かけるイケメンで土方歳三だと思ってしまった俺を誰も責めないでくれ。夢だから顔はぼんやりとしていたけれど、イケメンだということは分かった。歴史は苦手だから、拷問とイケメンで思いつくのは鬼の副長なんだよ。 そして、夢から覚める。 夢から覚めた後は身体中が痛い。しばらく動けなくなる。四肢が引きちぎられるような痛みだ。 視点主に行われていた拷問は何だと思って図書館に行って調べてみると、笞打だった。拷問の一つだ。何たる所業、昔の日本人には人の心が無かったのか。昔の日本人の所業に心の中で咽び泣いていると、歴史の教師に名を呼ばれた。 慌てて立ち上がると、教師は黒板の一部分を指で指した。 「これは何だ」 「クドリャフカです」 「正解」 椅子に座って、今度はちゃんと授業に集中した。 高校からの帰り道。 人通りの少ない道に入る。 ホワホワと欠伸をしたその瞬間、頭の中に声が入ってきた。 「目覚めよ、青年。神により笞打の痛みを知るお前にしかできないことだ」 笞打の痛みを知るって、それは昔の人に言って。古高俊太郎とか。 「タイムトラベラーを使うと色々問題が……。 お前を選んだのは特に理由は無い。適当だ。笞打の夢を見させたのも特に理由は無い。因みにあの夢は適当だから。前世とか関係無いから。笞打の痛みを知っているのも特に仕事に得も損も無いから」 痛かったんだけど。四肢が引きちぎられるような痛みだったのに。 「急ぎミツシバ本社に行き、薬の開発をやめさせろ。あの薬は世界を滅ぼす。 あの薬を作らせている幹部は部下を恐怖で縛り付け、世界を壊そうとしている。神として無視できない問題だ。 お前が警察に追われることは無いから。その点では神を信じろ。あ、あと、一応、武器を持たせるね」 いや、雑っ!と思った俺の前に銃が一丁、現れた。 人殺しでもさせたいの? ミツシバ本社はすぐ近くにある。 俺はジャンヌダルクだと言い聞かせながら歩き始めた。 スタスタと開発室に行く。 俺は社員たちの視界に入っていないようだった。どうやら俺の姿は周りには見えないらしい。これが神の力か。 目標の部屋に入ると、社員が三人いた。 幸いなことにパソコンの前には社員はいなかった。とりあえず例の薬の開発に必要だろうファイルを全て消した。 少なくともこれで薬の開発はできなくなった。 以上。 俺は悠々と本社を出た。 その瞬間、結界が解け、本社から出てきた社員の方が俺を見て、怪訝そうにした。 「やるなら徹底的にやれよ、おい」 神の声だ。 あれだけ雑に言われたら何をやればいいのか分からないよ。そもそも、神がやればいいのに。 「いや、面倒臭いから。とにかく、薬は俺が消しておいたから。突き飛ばされた社員の記憶も消してある。幹部は今日、病気で死ぬし、薬に関する記憶も残っていない。社員も薬の記憶は無い。薬の存在自体、無くなったから」 それは良かった。 「あ、あと、お前の記憶も五秒後に消えるよ」 色々困るから、ね。 俺は歩き出した。 そして、俺はミツシバを見上げた。 あれ、何で俺、ミツシバ本社の前にいるの?家に帰ろうとしてたのに。
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イイね!
よくわかんないけど最後の「あれ、何で俺、ミツシバ本社の前にいるの?家に帰ろうとしてたのに。」の部分好きだな
面白い!
こんにちは!SUIPOPOです。 すごい面白い物語ですね。私、そういう小説とか好きです。
話はいいけど
話の内容としては結構いいし、面白いと思います。 でも、なんだか読みづらいというか、一目見て読みたいと思える文章構成じゃないんですよね。 あと、主人公の気持ちというか、心情の描き方をもう少し頑張ってほしいです。 それと、歴史の先生に当てられる描写があるけど、主人公が答えた時の先生の反応が先生っぽくないなというか。 「正解」だけじゃなくて、クドリャフカの説明をしながら黒板に書いていく、みたいなほうがリアルでいいですよね。 あとカギかっこ。 カギかっこの中で改行すると、混乱というかわかりにくくなってしまうので気を付けてください。 以上です。これからも頑張ってください。
すごい
ナイス小説